5月の平日の午後、友人達と丸の内のフレンチで待ち合わせ。
丸の内の地下にはとても広い空間がある。
なんだかもったいないスペースのような気もするが、地下の狭い通路より広々とした空間の方が気持ちは良い。
向かったのは、「丸ビル」。
レストラン階直通のエレベーターに乗り、今日の待ち合わせのお店に向かう。
お店は36階だが35階でエレベーターを降り、展望スペースで一休み。
ビルの間に見えているのは、お台場とレインボーブリッジ。
皇居の隅も視界に入っている。
35階から36階へは展望スペースにあるエスカレーターで上がることができる。
今日のお店は、フレンチの『ブリーズ・オブ・トウキョウ』。
エントランスで支配人の中村さんに迎えられ、席に案内される。
今日の席はダイニング・ルームの一番奥の窓際のテーブル。
窓が大きいので晴れた日は日焼けするが、今日は曇りなので大丈夫。
平日のお昼だが、店内はほとんど満席。
皆さんが到着する前にワインリストを検討し、赤ワインを選んでおく。
そのために予約時間より少し早めに来たのだ。
メンバーが揃い、スパークリングワインで乾杯。
今日のメンバーは、naonaoさん、pink bouquetさん、kennyさん、そして私。
飲んでいるワインは、イタリア、エミリア・ロマーニャ州のキアリが造る、ランブルスコ・ビアンコ。
キアリはモデナで1860年に創業した老舗。
鮮魚のミキュイ、蕗の薹のタプナード添え。
本日の鮮魚は鰤。
蕗の薹の苦みが効いたタプナードが良いアクセントとなって美味い。
バゲットが届く。
お供はホイップバター。
新ごぼうと生姜のクリームスープ。
生姜の香りが食欲を誘う。
ランブルスコを飲み干すと、白ワインをグラスで。
カリフォルニアのベリンジャー・ワインズが造る、ベリンジャー、シャルドネ、カリフォルニア、2021年。
カリフォルニア・シリーズは、ベリンジャーが日本向けに造るカジュアル・ワイン。
芳醇な果実味、控えめな酸、カリフォルニアらしいシャルドネだ。
ベリンジャーは1876年にナパ・ヴァレーに設立された、ナパで最古の歴史あるワイナリー。
ベリンジャーのワインには外れが無いので、アメリカでもよく飲んでいた。
ポワソンは、本日の鮮魚、プティポワと豆乳のソース。
本日の鮮魚は黒鯛。
これは大物の黒鯛だ。
黒鯛を狙って夜釣りに何度か行ったことを懐かしく思い出す。
添えられているのは、スナップエンドウと、カラスミパウダー。
東京駅越しに正面に見えているのは、開業したばかりの八重洲セントラルタワー。
この中に「東京ミッドタウン八重洲」が入っている。
友人達と丸の内のフレンチで過ごす、楽しい午後は続きます。