3月下旬のウォーキング。
空に浮かぶ不気味な雲。
これは見紛うことなき龍の頭。
と思って見ているうちに、風に流されてどんどん姿を変えてしまった。
雲の造形は、ほんの一瞬の芸術。
今年は桜だけでなく、チューリップの開花も早かった。
チューリップの花は昼は開き、夜は閉じている。
日光に反応しているように感じるが、実は温度に反応している。
20℃前後になると、茎から花弁に水がどんどん送られ、花弁の内圧が高くなって花が開き、10℃前後になると送水が止まり、花弁が閉じる。
チューリップを見ると、映画「チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛」を思い出す。
当時のオランダでは、珍しいチューリップの球根一つが邸宅一軒に相当する価格で取引されたのだそうだ。
チューリップの花言葉は、”博愛”、”思いやり”。
色別にも花言葉があり、赤は”愛の告白”、ピンクは”誠実な愛”、白は”新しい愛、失われた愛、失恋”、黄は”正直、名声、望みの無い恋、報われぬ恋”、オレンジは”照れ屋”、紫は”不滅の愛、気高さ”、緑は”美しい目”。
本数毎にも花言葉があり、例えば1本では”あなたが私の運命の人”、9本では”いつも一緒にいよう”、99本では”永遠の愛”、108本では”結婚してください”などなど。
菜の花も満開になっている。
菜の花はアブラナ科アブラナ属の花の総称。
アブラナ属には多くの種類の植物が属しているが、菜の花は特にアブラナとセイヨウアブラナのことをさすことが多い。
花言葉は、”快活”、”明るい”、”元気いっぱいの豊かさ”、”小さな幸せ”、”財産”、”競争”。
菜の花と並んで春の黄色い花と言えば、タンポポ(蒲公英)。
キク科タンポポ属の草花の総称。
黄色い丸い花は一つの花のように見えるが、実は花弁のように見える小さな花が集まった頭状花。
花を裏返してみると総苞片が開いているので、これはセイヨウタンポポ。
花言葉は、”愛の神託”、”幸せ”、”神託”、”真心の愛”、”別離”。
濃い緑の肉厚の葉を広げ、ピンクの可愛い花を咲かせているのはヒマラヤユキノシタ。
ユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属(ベルゲニア属)の常緑多年草で、原産地は東アジアから中央アジア一帯。
年中濃い緑を、そして春には美しい花を観ることができるので、庭の植栽に人気の花だ。
花言葉は、”秘めた感情”、”順応”、”忍耐”。
ハナニラも満開となった。
ネギ科ハナニラ属(イフェイオン属)の多年草で、原産地は南アメリカ。
花色は、白、青、ピンク、黄。
一番よく見かけるこの花の品種は、ウィズレー・ブルー。
花言葉は、”悲しい別れ”、”耐える愛”、”卑怯”、”恨み”。
何故かデンマークカクタスが開花した。
クリスマスカクタスの別名があるとおり、メインの開花期は11月中旬~12月中旬。
そして3月にも少量の花が咲く。
それが今年は更に5月中旬にも開花した。
昨年冬の花は約200輪、今年3月の花は18輪、そして今は約80輪。
サボテン科カニサボテン属(シュルムベルゲラ属)の常緑多年草で、原産地はブラジル南東部。
この株の品種は、キングレッド。
花言葉は、”美しい眺め”、”冒険心”、”つむじまがり”、”命の喜び”、”もつれやすい恋”。
今夜はワインでも日本酒でもなく、スイーツ。
帝国ホテルの「ガルガンチュワ」で販売されている、”カカオショコラ”のミニ。
帝国ホテルの市川シェフショコラティエが創作した”カカオ尽くしのチョコレート”。
コロンビア・アラウカ州産のカカオ豆をホテル内でローストし、キャラメルで飴がけをしてビターチョコレートでコーティング。
それを、赤と緑のグラデーションを付けてカカオポッド(カカオの実)を模して作ったチョコレートの容器の中に閉じ込めている。
このカカオポッドを割ると、中からはビターチョコレートでコーティングされたカカオ豆。
歯応えが良く、カカオの香りと味わいが口いっぱいに広がる。
撮影前に一つ食べてしまった。
今夜はアルコール類は飲まないつもりだったが、カルバドスを合わせることにする。
贈ってくれた友人に感謝の素敵なスイーツでした。