エスプリ・ド・タイユヴァンでフルコース・ランチの後は、俺のグラン・テーブルでモンブラン | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

2月のある休日、彼女と過ごす丸の内~銀座の午後の続き。

『エスプリ・ド・タイユヴァン』でフルコース・ランチとブルピノを堪能した後は、丸の内仲通りから晴海通りを通り、東銀座に向かう。

 

日比谷で軽く飲んで帰ろうと提案したが、彼女がまた生絞りモンブランを食べたいというので向かった先は、『俺のグラン・テーブル』。

ここは一階が「俺のグラン・マーケット」で二階が『俺のグラン・テーブル』。

 

二階には、一階の奥にあるこの階段で上る。

歌舞伎座前のお店なので、至る所に歌舞伎役者のデザイン。

 

ランチとディナーの間の中途半端な時間だが、人気店で休日と言うこともあり店内は満席。

それでも数分待っただけで窓際の席に案内される。

 

まずは、なみなみスパークリング、ロゼ。

オーストラリアのデ・ボルトリが造る、ロリマー、スパークリング、ロゼ。

 

動かすとこぼれるので、グラスを合わせずに目だけ合わせて乾杯。

 

スパークリングワインのお供は、グリッシーニ。

色々な画家のシリーズになっているが、これはクロード・モネ。

 

生絞りモンブランが届く。

二つ頼んだら、二人のスタッフによる同時パフォーマンス。

でも、マロンクリームが栗色ではなく何故かピンク色。

 

今の季節のモンブランは、ストロベリー入りのマロンクリームなのだそうだ。

 

春らしいモンブランが素敵だ。

テーブルでの生絞りのパフォーマンスと、春色のモンブランが面白いと彼女は大喜び。

 

メレンゲの中には、大きなカシスのアイスクリーム。

美味しいが、『エスプリ・ド・タイユヴァン』でもデセールにオペラを食べてきているので、今日はカロリー過多。

 

ストロベリー味のモンブランにはフランボワーズの香りのスパークリング・ロゼが良く合い、二杯目。

 

モンブランを食べ終えワインを飲み終えると、熱いコーヒーで締めくくる。

 

一階の「俺のグラン・マーケット」では「俺の」グループで使われている食材や、名物料理を買うことができる。

 

お腹はいっぱい、気分はほろ酔いで店をあとにする。

 

晴海通りを渡った向かい側には、歌舞伎座。

第二部の公演が丁度終わったところなので、歌舞伎座の前には人が溢れている。

これから『俺のグラン・テーブル』も混み始める時間だ。

 

セール中のお店を見付けた。

客の年齢層が高いので彼女はスルーするかと思ったら、「ちょっと寄ってみていいかしら」と中へ。

 

中にはサイケなデザインのフレンチブルドックが何匹も。

 

ゴリラも一匹。

試着室の彼女に呼ばれ、どれが似合うか意見を求められる。

私が気に入ったワンピースを購入。

 

銀座四丁目まで戻ってきた。

街に夕闇が迫りつつある。

彼女と過ごす、丸の内、銀座での楽しい休日の午後でした。