日本橋のリストランテ、『代官山ASO チェレステ日本橋』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。
今夜は、”シェフ三人美食の饗宴”。
『チェレステ日本橋』(イタリアン)の菊池シェフ、『サンス・エ・サヴール』(フレンチ)の鴨田シェフ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京』(フレンチ)の鈴木シェフの三人による料理の饗宴。
二種類目のワインは、イタリア、ヴェネト州のピエロパンが造る、ソアーヴェ・クラッシコ、ラ・ロッカ、2020年。
ピエロパンは1800年代からヴェネトでワイン造りを行う名門で、高品質のワイン造りで定評がある。
濃いゴールドイエロー。
熟した果実の香りに、樽由来のバニラ香。
濃厚な果実味、落ち着いた酸とミネラル、後味には炒ったナッツのニュアンス。
ぶどうはガルガーネガ100%、オーク樽で12ヶ月熟成後、瓶熟数か月を経てリリースされている。
第二のアントレは、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京』の鈴木シェフの担当。
高知県産長太郎貝のオーブン焼き、プティポワフランセーズ、黒トリュフのソース。
左が黒トリュフのソース、右が根セロリのピューレ。
長太郎貝は、土佐清水で養殖されたヒオウギ貝。
色鮮やかなオレンジの貝なのだが、写真でその色が出ないのが残念。
こちらは長太郎貝のローストと、プティポワフランセーズ。
もう一つは長太郎貝のクロケット。
ピエロパンのソアーヴェ・クラッシコとの相性も良く、料理もワインも進む。
フォカッチャが届く。
これが美味いのだ。
三種類目のワインは、ピエモンテ州のペリッセロが造る、バルバレスコ、ヌビオラ、2014年。
ペリッセロはバルバレスコを中心に42haの畑を所有する家族経営のワイナリー。
ヌビオラは、ネッビオーロの古い呼び名。
複数区画のネッビオーロをブレンドし、小樽と大樽を使って熟成させる伝統的な造りを、ネッビオーロの古い呼び名で表現している。
デキャンタリングをしているが、それでも強いタンニンが前面に出ている。
ピエロパンを飲みながら、バルバレスコが開くのを待つ方がよさそうだ。
第三のアントレは、『代官山ASO チェレステ日本橋』の菊池シェフの担当。
黒毛和牛のトルテッリ、ダブルコンソメ仕立て、アルバ産白トリュフの香り。
スープが注ぎ込まれる。
トルテッリはエミリア・ロマーニャ州のパスタで、現地では鶏のスープが使われるのだそうだが、今夜は牛のコンソメに広島県のオイスターソースを加えたスープ。
トルテッリの詰め物は、黒毛和牛と秋田県産の山の芋(つくね芋)。
白トリュフの素晴らしい香り。
昨年秋は白トリュフが入荷せず、価格が高騰。
毎年北イタリア料理の店に白トリュフのタヤリンを食べに行っているが、昨年は食べることが出来なかった。
2月になって、季節最後の白トリュフを食べることが出来て幸せ。
白トリュフはピエモンテ州アルバの名産、それに合わせるワインもピエモンテ州の銘醸。
とても贅沢な組み合わせだ。
黒オリーブのフォカッチャが届く。
彼女はこれが好きなので、何と二個も皿に取っている。
ポワソンは、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京』の鈴木シェフの担当。
徳島県産赤舌平目のフェルナン・ポワン風。
赤舌平目はフランスでは”魚の女王”と呼ばれる高級魚。
黒の舌平目より赤の方が肉厚で美味い。
確かにこの舌平目は肉厚。
今までこんなに立派な舌平目は食べたことがない。
舌平目のフェルナン・ポワン風は、リヨンの『ポール・ボキューズ』本店のスペシャリティ。
ポール・ボキューズ氏が、師匠の『ラ・ピラミッド』のオーナー・シェフ、フェルナン・ポワン氏に敬意を表して生み出した、最高級の魚料理なのだ。
四種類目のワインも素晴らしいものが出された。
フランス、ルーション地区のドメーヌ・ゴビーが造る、コート・カタラン・ブラン、ヴィエイユ・ヴィーニュ、2009年。
スペイン国境に近い畑は40ha。
標高が高い畑は清涼感のあるぶどうを育て、化学農薬や化学肥料を使わない農法はフィネスに富むぶどうを生み出している。
そのワインは人気で、ルーションのスター・ドメーヌと言われている。
濃厚な果実味、強い熟成感、複層的なボディ、活き活きとしたミネラル、長い余韻。
やはりゴビーのワインは素晴らしい。
セパージュは、マカブー40%、グルナッシュ・ブラン25%、シャルドネ15%、グルナッシュ・グリ10%、カリニャン・ブラン10%。
ここで大友支配人がテーブルに挨拶に来られたので、「バルバレスコはもっと大きなブルゴーニュグラスで飲んだら美味しかったと思う」とお話ししたところ、このグラスを持って来てくれ、たっぷりと注いでくれた。
他のテーブルとは離れた半個室に居るお陰で一層美味しく飲めることに感謝。
彼女と過ごす、日本橋の素敵な夜は続きます。






















