休日のランチは素敵なイタリアンで、リストランテ プリミ・バチ、吉祥寺 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

ちぃさんと吉祥寺のイタリアン、『リストランテ プリミ・バチ』で過ごす、楽しい午後の続き。

 

プリモ・ピアットは、小ヤリイカとほうれん草のスパゲッティーニ、オレガノ風味のトマト仕立て。

 

小ヤリイカは柔らかく美味い。

ヴォリュームも結構ある。

普通のランチならこれだけで充分かも。

 

パスタが美味しいと、白ワインも進む。

 

飲んでいるワインは、フリウリのレ・モンデ、ピノ・グリージョ、2021年。

 

パンが美味しいのでお代わり。

フォカッチャとチャパタ。

 

人気のレストランで、この部屋だけでなくもう一つの部屋もテラス席も満席というだけでなく、客のほとんどが女性。

広い店内を見渡しても、男性客は私を入れて三人しか見当たらない。

女性は良いレストランへのアンテナが高い。

もう一つ驚いたことが、幾つかのテーブルでお誕生日のお祝いがされていたこと。

お店の方が記念撮影をし、写真を貼り付けたお祝いのカルテがプレゼントされていた。

 

セコンド・ピアットは、ポルケッタの軽い炙り、根菜の煮込みと共に。

 

ポルケッタと言っても、皮つきの豚肉ではない。

とても大きく、肉厚もある。

肉の下の根菜は、ゴボウ、ニンジン、レンコン。

 

写真では真っ白に火が通っているように見えるが、仄かに桜色の豚肉が柔らかく美味い。

 

アントレもプリモも魚介類でセコンドは豚肉だったので、白ワインを選んだ。

濃厚なピノ・グリージョはポルケッタにも良く合って美味しく、今日のワインの選択は成功。

 

ドルチェが届く。

女性スタッフがドルチェの名前を言ってくれたが、マスク越しの小声なので理解不能。

 

食べてみると、濃厚プリン、カラメルソース、バニラアイスクリーム添え。

 

食後はイタリアンローストのコーヒー。

とても美味しいランチだったが、もうお腹はいっぱい。

 

と思っていたら、スイーツが苦手なちぃさんからドルチェの残りが回ってきた。

 

満腹満足で店をあとにする。

七井橋通りに出て井の頭公園に入る。

見上げると、この二階が先程まで居た『リストランテ プリミ・バチ』。

 

2月初旬とは思えない暖かい日で、井の頭公園にも多くの行楽客。

 

「身体が黒くて嘴が真っ白な鳥が居る」とちぃさん。

「あれはオオバン。潜っちゃったけど向こうのもう少し大きな鳥はカワウだよ」と私。

 

「手前の頭が茶色のはヒドリガモで、奥の右がキンクロハジロ、その隣がカルガモで、小さいのがカイツブリ」。

 

「キンクロハジロは目が金色で、身体が黒、羽が白いのでこの名前なんだよ」と私。

 

弁天橋を渡る。

池の向こうに見えているのは、井の頭弁財天。

 

井の頭公園に来たら、井の頭弁財天にお参り。

これから次の目的地に向かうこととする。

ちぃさんと過ごす、井の頭公園の楽しい午後は続きます。