2月のこと、ちぃさんと吉祥寺駅で待ち合わせ。
南口を出て七井橋通りを進み、井之頭公園の入り口横が今日のランチのお店。
イタリアンの『リストランテ プリミ・バチ』。
NORIさんがお気に入りのリストランテだ。
ここは人気のお店、今日は予約で満席なのだそうだ。
私達は12時の予約で、11時45分に入店した。
驚いたことに店内は既にほとんど満席で、私達が席に着くと、空いているテーブルは残り一つとなった。
ソムリエバッジを付けた支配人が歓迎のスパークリングワインを注いでくれる。
注がれたワインは、ヴァッリ、ブリュット。
「ぶどうはガルガーネガです」と支配人。
スパークリングワインを注いでぶどうの品種名を言うソムリエは少ない。
「ということはヴェネトですか」と私。
すると支配人の背中がすっと伸び、「お詳しいのですね」。
でもあとで調べてみると、驚いたことにヴァッリはピエモンテだった。
ちぃさんと乾杯。
フレッシュ&フルーティーな辛口。
イタリアンのお店なのに、グラスがバロン・ド・ロスチャイルドのシャンパーニュのものなのが面白い。
支配人が、「よろしければお写真をお撮りします」ということで、記念撮影。
今日はお店の一番人気のフルコースを予約している。
国産のいろいろな茸のポタージュ。
垂らされているのは、ピスタチオオイル。
寒い冬は、温かなスープが食欲を掻き立ててくれる。
スパークリングワインを飲み干すと、選んだワインを抜栓。
メニューを検討し、白ワインを選択。
フリウリ・ジューリア・ヴェネツィア州のレ・モンデが造る、レ・モンデ、ピノ・グリージョ、2021年。
レ・モンデはワインガイド、「ガンベロロッソ」で2012VTから8年連続最高評価のトレビッキエリを獲得している優秀なワイナリー。
完熟した桃、パイナップルの香り。
濃厚な果実味、強いミネラル、長い余韻。
良いぶどうを使った、素晴らしいボディのピノ・グリージョだ。
帆立貝とサーモンのタルタル、イクラ添え、西洋ワサビ風味のヨーグルトソース。
ダイス状に切られた帆立とサーモンがねっとり濃厚で美味い。
ヨーグルトソースの横に点々と置かれているのは、ハーブのソース。
良い味変になる。
パンは二種。
フォカッチャとチャパタ。
お供は、バルサミコを垂らしたE.V.オリーブオイル。
ちぃさんと過ごす、吉祥寺のリストランテでの楽しい午後は続きます。