大手町のフレンチ、『俺のフレンチ グラン・メゾン』で開催されたワインメーカーズ・ディナーに、ちぃさんと共に参加した楽しい夜の続き。
今夜は、グランポレールとのコラボのワイン会。
温かいアントレは、安曇野ソーヴィニヨン・ブランに捧ぐフィッシュ&チップス、ワサビのハーモニー。
フレッシュなワインには冷前菜を、熟成させたワインには温前菜を合わせている。
飲んでいるワインは、安曇野池田 ソーヴィニヨン・ブラン、2018年。
カマスに田芋を加え、フライにしている。
ソースは、ワサビとキノコのエスプーマ。
添えられているのは、白いハナビラタケ。
四種類目のワインは、安曇野池田 シャルドネ、2019年。
2019年は8月の日照に恵まれ、果実味豊かな良いぶどうが収穫できたのだそうだ。
このワイン、生産本数は僅か1,496本。
グラスにはワイン名のタグ。
熟した洋梨、パイナップルの香り。
樽香も心地よい。
豊かな果実味と酸味、後味には炒ったナッツのニュアンス。
スクリーンでは、ブランド・マネージャーの十河さんによるワインの説明。
シュール・リーで樽熟成されているのだそうだ。
パンの追加をもらう。
「俺のベーカリー」のパンが美味しいので、食べ過ぎ注意だ。
天然スズキのパイ包み焼き、ベルモット風味のクリームソース。
外側はパイ、その内側にはスズキ、そしてホウレン草、一番内側は白身魚と帆立のムースの4層構造。
クリームソースには、シブレットとして信州のあさつきが使われている。
スズキのパイ包み焼きとシャルドネの組み合わせも素晴らしい。
5種類目のワインは、安曇野池田 シラー、2016年。
2016年は天候不順な年だったが、8月前半と9月前半の日照のお陰で良いぶどうが収穫できたとのこと。
生産本数は、5,846本。
このグラスにも、ワイン名のタグ。
ちぃさんと、赤ワインで乾杯。
熟したプラムやカシスの香り。
柔らかな果実味とタンニンを持つ、洗練されたボディ。
和のイメージのシラーだ。
熟成はフレンチオークの樽で18ヶ月、新樽比率は10%。
グランポレールのブランド・マネジャー、十河さんによるワインの説明。
このあと十河さんは私達のテーブルに来てくれ、シラー、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランのそれぞれについて意見交換をすることができた。
牛フィレ肉のグリル・ステーキ、グラン・メゾンのポワヴラードソース。
牛肉はUS産。
ソース・ポワヴラードは胡椒を効かせたソースで、ジビエ料理に用いられることが多い。
肉は二回火入れで焼かれ、赤みが強く残っているが中まで火が入っている。
ソースにはグリーンペッパーが使われているので、刺激が結構強い。
これはスパイシーなシラーを意識してのことだろう。
付け合わせは、オニオンヌーヴォー(葉玉葱)のロースト。
ちぃさんと過ごす、大手町の楽しい夜は続きます。