ワインメーカーズ・ディナー/グランポレール、俺のフレンチ グラン・メゾン、大手町 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

大手町のフレンチ、『俺のフレンチ グラン・メゾン』で開催されたワインメーカーズ・ディナーに、ちぃさんと共に参加した楽しい夜の続き。

 

サッポロビールの、グランポレール、ブランド・マネジャー、十河(そごう)さんによる、ブランドの紹介の続き。

チーフワインメーカーの工藤雅義氏が語るグランポレールの哲学は、「ぶどうがなりたいワインをつくる」なのだそうだ。

 

今夜のワインは、「安曇野池田ヴィンヤード」のぶどうを用いたものが中心。

長野には四つのワイン産地、千曲川ワインバレー、日本アルプスワインバレー、桔梗ヶ原ワインバレー、天竜川ワインバレーがあり、「安曇野池田ヴィンヤード」は日本アルプスワインバレーに位置している。

 

ぶどう畑は緩い斜面にあり、水はけがよいのだそうだ。

 

畑を開墾した場所は痩せた土地で、大きな石がゴロゴロと埋まっていたとのこと。

この石を取り除くのに、三年の月日を要したのだそうだ。

 

ここに植えられているぶどうは、日本では生産量が少ない国際品種。

シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワール、シラーが栽培されている。

 

畑の総面積は10.2ha。

内訳は、メルローが3.2ha、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、カベルネ・ソーヴィニヨンがそれぞれ1.6ha、シラーが1.3ha、ピノ・ノワールが0.9ha。

 

ぶどう栽培はギュイヨ式(垣根仕立て)。

減農薬にも取り組んでいるのだそうだ。

 

いよいよ安曇野池田のぶどうを使ったワインが出される。

安曇野池田 ソーヴィニヨン・ブラン、<薫るヴェール>、2021年。

 

このヴィンテージは新しい醸造法を取り入れて造られているそうだ。

醸造チームの一人がボルドー大学に留学し学んだ最新の醸造方法で、今までの低温発酵ではなく、20℃を超える温度で発酵させるのが最新の流行なのだそうだ。

 

新しい発酵温度のお陰か、香りが非常に強い。

<薫るヴェール>と名付けられた理由がわかる。

凝縮した果実の香りが素晴らしいが、それに混じって醸造からくる香りも感じるのが少し気になる。

収穫は二回に分けて行われ、早い収穫で酸味を、遅い収穫で果実味をワインに与えているのだそうだ。

 

グラスにはワイン名。

ヴィンテージが手書きで加えられている。

 

ワインの特徴の説明。

アルコール度数は12%と低め。

 

冷たいアントレは、信州サーモンとカラフルトマトのカクテル仕立て、アボカドのムースと共に。

 

信州サーモンは安曇野池田のワインに合わせた長野の食材。

リンゴを入れ、ソーヴィニヨン・ブランに合わせて酸味を加えている。

 

アボカドのムースの味がとても奥深い。

長谷川支配人によると、隠し味で山椒が加えられているのだそうだ。

 

パンが届く。

俺のベーカリーで焼かれたこのパンがとても美味い。

 

信州のソーヴィニヨン・ブランに合わせて考えられたアントレは、ワインにとても寄り添っている。

プロの仕事を感じる一品だ。

 

続くワインは、安曇野池田 ソーヴィニヨン・ブラン、2018年。

 

こちらは従来方式の低温発酵で造られている。

香りは控えめだが、果実の熟成感、凝縮感が素晴らしい。

生産本数は少なく、3,644本。

 

こちらのタグにも手書きのヴィンテージ。

 

2018年(左)と2021年(右)の飲み較べ。

こんな垂直飲みはなかなかできないので楽しい。

好みを言えば、2018年が好きだ。

 

スクリーンには2018VTの概要が映し出され、ブランド・マネジャーの十河さんが説明してくれる。

ちぃさんと過ごす、大手町のフレンチ、『俺のフレンチ グラン・メゾン』での楽しい夜は続きます。