ワインメーカーズ・ディナー/グランポレール、俺のフレンチ グラン・メゾン、大手町 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

1月末のこと、大手町でちぃさんと待ち合わせ。

 

向かった先は、サンケイビル。

 

「俺のベーカリー」の跡地とワインショップを統合して作られた『俺のフレンチ バル』は今日は定休日。

 

今夜のお店は、『俺のフレンチ グラン・メゾン』。

エントランスの名前は、旧名の『グラン・メゾン オレノ』のまま。

 

今夜は驚いたことに、プレミアム・シートに案内された。

アッパーフロアーの一番前、ピアノとプロジェクターの正面のボックスシート。

何回か通っているので、上得意客に認定されたようだ。

 

ローワーフロアーを見下ろすと、既に満席。

18時開場、18時30分開宴で、私達が入店したのは18時10分。

それで既にほとんど満席とは素晴らしく集まりの良い客たちだ。

 

テーブル上には五つのグラス。

 

グラスのステアには注がれるワインの名前のタグが付けられている。

 

ここは3フロア―吹き抜けの空間なので、アッパーフロアーに居ても天井がとても高い。

 

ローワーフロアーの奥には、デセールのフランベの実演が行われる調理台。

その上のパネルは、ステージ上に置かれているグランドピアノの銘板。

スタインウェイ&サンズのコンサート用グランドピアノの最高峰、D-274が使われている。

 

会が始まる前に、スパークリングワインが注がれる。

 

エスプリ・ド・ヴァン、ジャポネ、唯-YUI-、スパークリング、2021年。

 

ちぃさんと乾杯。

華やかな香りと爽やかな果実味を持つ、微発泡ワイン。

ブリュットよりは少し甘さがある。

 

スクリーンに、今夜のワイン会の名称が映し出される。

メーカーズ・ディナー ”グランポレール” 2023。

今夜は、サッポロビールのワイン・ブランド、”グランポレール”と『俺のフレンチ グラン・メゾン』がコラボして開催される、ワインメーカーズ・ディナー。

 

長谷川支配人による開宴の挨拶。

 

続いて、サッポロビールのブランド・マネジャー、十河(そごう)ソムリエによるグランポレールの紹介。

 

十河さんと聞くと、香川県出身とすぐにわかる。

 

十河さんの発声で、乾杯。

私達は既に飲んでしまっていたので、これは二杯目。

 

YUIの使用ぶどうは、山形県産デラウェアと北海道産ケルナー主体。

アルコール度数は11%と軽め。

 

まずは”日本ワイン”の定義の紹介。

 

2021年1月現在と二年前のデータだが、日本国内のワイナリー数は413。

山梨県に92、長野県に62、北海道に46と、この三県だけで48.4%を占めている。

ワイナリーは今や日本全国に広がり、ワイナリーが無いのは佐賀県のみなのだそうだ。

また生産量では、上位三県で69.5%を占めている。

 

次に、グランポレールの紹介。

サッポロビールが最初のぶどう畑、「長野・古里ぶどう園」を開設したのは1975年と古いが、グランポレール・ブランドの発売開始は2003年と割りと新しい。

 

サッポロビールは、「長野・古里ぶどう園」(1975年)、「勝沼ワイナリー」(1976年)、「岡山ワイナリー」(1984年)、「安曇野池田ぶどう園」(2009年)、「北海道北斗ヴィンヤード」(2019年)と5か所にぶどう畑を保有。

 

グランポレールは、北海道、山形、長野、山梨、岡山という幅広い産地のぶどうを用い、ワイン造りを行っているのだそうだ。

ちぃさんと過ごす、大手町のフレンチ、『俺のフレンチ グラン・メゾン』での楽しい夜は続きます。