クリスマス・ディナーはフレンチで、ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

八重洲のフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京』で、ちぃさんと過ごす楽しいクリスマス・ディナーの続き。

 

ノエル・メニューに追加で、『ポール・ボキューズ』のスペシャリティのスープを注文。

ピントはワイングラスに合っている。

 

マッシュルームのスープ、カプチーノ仕立て。

みるみるうちに泡が萎んでいくので、「早く撮らなきゃ」とちぃさんに急かされる。

 

マッシュルームとクリームだけで作られたスープは濃厚。

 

二本目のワインは、ロワールのちょっと良い白を選ぶ。

アルフォンス・メロ、サンセール・ブラン、ラ・ドモワゼル、2012年。

 

アルフォンス・メロはサンセールで19代続く名門で、主要ワイン評価誌でDRCやイケムと並ぶ最高評価を得ている。

 

サンセールの丘の頂上部にある南東向きの最良の畑、ラ・ムシエールを始め、約50haの畑を有し、土壌の異なる区画別に複数のキュヴェをリリースしている。

ラ・ドモワゼル、エドモン、ジェネラシオン・デュズ・ヌフなどは素晴らしいワインで、私のセラーにも何本か入っている。

 

再びちぃさんと乾杯。

深い熟成感、凝縮された果実味、シャープなミネラル、素晴らしくリッチなボディ。

あと味にはバターや蜂蜜。

10年の時を経て、良いぶどうでのみ到達できる熟成感。

ソーヴィニヨン・ブラン100%で、栽培はビオディナミ。

 

クレマン・ド・ブルゴーニュとサンセールの並行飲みも楽しい。

 

飲んでいるスパークリングワインは、ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ロゼ、ミレジム2019年。

 

ポワソンは、高知県産平目のポッシェ、フェルナン・ポワン風。

フェルナン・ポワン氏はリヨンの『ラ・ピラミッド』のオーナー・シェフで、ポール・ボキューズ氏の師匠だった人物。

 

平目、ブロッコリー、ペンネのグラタン仕立て。

 

高知県産の平目を食べるのは初めてかもしれない。

今夜の料理は、高知県とのコラボ・メニュー。

 

ヴィアンドは、高知県産よさこい尾鶏のルーロー、モリーユ茸の香り。

 

よさこい踊りをもじった、よさこい尾鶏とは面白いネーミング。

高知県大月町の新しいブランド鶏だ。

肉質がとても繊細で滑らかで、これが鶏なのかと驚く美味しさ。

 

モリーユは好きな茸。

和名はアミガサタケ。

人工栽培が出来ないので、とても高価な茸だ。

収穫時期は春なので、これは乾燥させたものを戻して使っている。

香りが素晴らしい。

 

八重洲のフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京』で、ちぃさんと過ごす楽しいノエル・ディナーの夜は続きます。