クリスマス・ディナーはフレンチで、ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京 | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今年も残すところあとわずか。

たまには季節感のある記事をアップ。

12月下旬のこと、ちぃさんと東京駅で待ち合わせ。

 

向かったのは、「東京ミッドタウン八重洲」の地下。

9月に地下のみ部分開業した「東京ミッドタウン八重洲」では、10日間だけのクリスマスマーケットが開催されていた。

平日の夕方早い時間なので、人出は少ない。

何時も行列が出来ている『ポーたま』にも今日は客が居ない。

 

クリスマスマーケットに加え、ストリートピアノやライヴ演奏の催しがあるそうだ。

 

アンケート調査が行われていたので、スマホで回答。

お礼にいただいたのは、ハワイで人気のフレーバーコーヒー、ライオン・コーヒー。

ヴァニラ・キャラメルとヴァニラ・マカダミア。

 

クリスマスマーケットに出店している店舗をチェック。

 

全部で9店舗が出店。

 

ジョエル・ロブション、ドミニクドゥーセのスイーツが美味しそう。

アゼルバイジャンの食品、ウズベキスタンの物産など、個性的なお店が揃っている。

ひとわたりお店を見たあとは、今夜のディナーのお店に向かう。

 

「大丸東京」のレストラン街にある全面ガラス張りの化粧室を観に行く。

ディナー記事の前にこんな写真で申し訳ないが、開業時に話題になった場所だ。

この夜景を観ながら用を足すのは開放感がある。

 

クリスマス・ディナーのお店は、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京』。

ここに来るのは本当に久し振り。

 

私達のテーブルは店の奥の窓際。

窓の外には八重洲の夜景。

目の前には”Hisamitsu サロンパス”と”昭和 天ぷら粉”の大きなネオンサイン。

なるべく画面に入らないように撮影。

クリスマス・シーズンとなり、店内は満席。

レストラン内の撮影は控える。

 

目を右に移すと、先程まで地下に居た、2022年8月に竣工した「ミッドタウン八重洲」。

奥の高層ビルが「ミッドタウン八重洲」で、手前はヤンマー本社ビル。

2023年3月に全館開業予定で、上層階には「ブルガリホテル東京」が入居する。

 

今夜のノエル・メニューをチェックし、合わせるワインを選ぶことにする。

 

このセルヴィエットを見ると、食欲が湧いてくる。

 

最初のボトルは、やはり泡。

ちぃさんと乾杯。

 

抜栓したボトルは、ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ロゼ、ミレジム2019年。

ヴーヴ・アンバルは1898年創業の、クレマン・ド・ブルゴーニュの元祖と言える、クレマン専業メゾン。

 

2019VTを飲むのは初めて。

2018VTに較べ爽やかな飲み口で、2017VTに近い。

2018VTは黒ぶどうの比率が高かったが、新VTは元のセパージュに戻ったようだ。

 

バゲットが届く。

このバゲットが美味しく、私はお代わりしてしまった。

 

お供は、カレー風味の鶏のリエット。

 

アントレは、オマール海老とサーモンのアスピック、ゆずからりんのアクセント。

ゆずからりんは、高知県の柚子胡椒。

 

大きなオマール海老とサーモンが存在感があって美味い。

姫人参とインゲンと一緒にコンソメのジュレで固め、キャベツで巻かれている。

今年はカナダでのオマール海老の捕獲量が減り、一方でレストラン再開で需要が回復したため、品薄で価格は高騰している。

そんなオマール海老を贅沢に使った逸品。

 

ソースは、トマト、フォン・ド・ヴォー、バジルの三種。

ちぃさんと過ごす、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京』での楽しい夜は続きます。