12月中旬のこと、彼女と神楽坂で待ち合わせ。
私が好きなビストロでランチの予定。
神楽坂通り(早稲田通り)を上り、神楽坂上の交差点に向かう。
途中、毘沙門天にご挨拶。
神楽坂上の交差点で新大久保通りを左折し、その先の路地を左折すると今日のランチのお店に至る。
『ル・パリジャン』は料理が美味しく賑やかな雰囲気がとても良く、大好きなビストロ。
オーナーのパリジャン、ナビルさんがちょっとせっかちだがそれも愛嬌の内。
今日の私達の席は、セラーに突き当たって一番左奥のテーブル。
この写真は以前、開店と同時に一番乗りした時に撮影したもの。
さて、今日はどんな料理に出会えるか楽しみ。
テーブルの横は、全面ワインセラー。
面白いことに、泡、白、赤、そして産地が順不同で収められている。
どのように入出庫管理しているのか不思議だ。
セラーの向かい側は、バーコーナー。
今日も満席の賑わいだ。
まずはスパークリングワインで乾杯。
グラスはG.H.マムのシャンパーニュ、グラン・コルドンだが、中身は違う。
レ・グラン・シェ・ド・フランスが造る、レ・ダムリエール、コレクション、ブラン・ド・ブラン、ブリュット。
サクラワインアワード2020の金賞受賞酒。
フレッシュ&フルーティーなスパークリング。
シャルマ方式で造られ、セパージュは、アイレン70%、ユニ・ブラン30%。
アミューズは、ビーツのマリネ。
ほのかに甘いビーツが食欲を誘う。
バゲットとバターが届く。
バゲットはお代わり自由。
美味しいので、この倍の量を食べてしまった。
出色はこの自家製バター。
あまりの美味しさに、パンがどんどん進んでしまう。
スパークリングワインは二杯目。
話しが弾み、飲むピッチが速い。
第一のアントレは、フレッシュサーモンのマリネ、ミントの香り。
ねっとりとしたサーモンの旨みが素晴らしい。
フレッシュミントの葉を一緒に食べると、一層サーモンの旨みが引き立つ。
サーモンを食べ終える頃には、スパークリングワインを三杯も飲み干してしまった。
白ワインに切り替えることにする。
ラングドック・ルーションのフレンチ・ルーツ、シャルドネ、2019年。
ボルドーのジネステのネゴシアン物。
オレンジ、熟した洋梨の香り。
果実味と酸のバランスの良い飲み口。
シャルドネ100%で、アルコール度数は13.5%としっかり。
第二のアントレは、マグレ鴨、パイナップルとアプリコット、イチジクのクーリ。
マグレ鴨は大好物。
鴨とオレンジは相性が良いが、バターでソテーしたパイナップルとの組み合わせも絶妙。
神楽坂のフレンチ、『ル・パリジャン』で彼女と過ごす楽しい午後は続きます。