友人達と北千住の『呑酒場 ウル虎』で過ごす楽しい夜の続き。
メンバーは、きゅーちゃん、KEiさん、すみれさん、ちぃさん、茶目子さん、そして私。
痛風鍋が煮えるまでの時間が長く感じる。
待つ間に飲み続けていると、酔いが回ってしまいそうだ。
八種類目の酒は・・・、エチケットに名前が書かれていない。
目を凝らして観察すると、一番右上の二つの■に”美潮”と書かれている。
土佐しらぎくで有名な、高知県安芸郡の仙頭酒造場が醸す、美潮 純米吟醸 雄町。
岡山県産雄町を用い、精米歩合は50%。
美潮は、”蜜を思わせる様な上品な甘さ”をコンセプトにした純米吟醸シリーズ。
雄町の他に、吟の夢、きたしずくがある。
九種類目の酒は、高知県香南市の高木酒造が醸す、土佐金蔵 純米酒 伊勢勇ブレンド。
伊勢勇は中野区鷺宮にある酒販店.
伊勢勇ブレンドは、高木酒造が伊勢勇のために造る特別な酒。
ラベルには”一歩”の隠し文字。
伊勢勇の社長と高木酒造の六代目のお二人のお名前が、どちらも一歩さんなのだ。
ようやく出来上がり。
牡蠣も白子もあん肝も美味い。
十種類目の酒も同じく高知の高木酒造が醸す、豊能梅 おり酒。
フクヒカリなどの高知県産米を用い、精米歩合は70%、使用酵母はAC95。
アルコール度数は18%と高い。
日本酒度は-12と甘口なのだが、甘さではなく旨みが強く、アルコール度数が18%と高いので、むしろ辛口に感じる。
十一種類目の酒は、茨城県結城市の結城酒造が醸す、結ゆい 特別純米酒 赤磐雄町。
火災から逃れた貴重な酒。
ここでは結の復興支援活動も行っており、多くの結が揃っている。
使用米は岡山県産赤磐雄町、精米歩合は60%。
杜氏を務める美智子さんのタグが付いている。
こんな美味しい鍋を食べていると、痛風の恐れなど忘れてしまう。
あ、私は尿酸値は基準内に収まっているので大丈夫。
十二種類目の酒は、福島県南会津郡の花泉酒造が醸す、裏ロ万(うらろまん) 純米吟醸。
裏ロ万はロ万シリーズの数種類の酒をブレンドしたもので、毎回異なるブレンドで造られている。
使用米は、麹米が五百万石、掛米が夢の香、四段米がヒメノモチで、精米歩合は60%。
使用酵母はうつくしま夢酵母。
十三種類目の酒は、石川県白山市の吉田酒造店が醸す、手取川 純米 生原酒 しぼりたて。
使用米は、石川県産石川門、精米歩合は60%。
十四種類目の酒は、栃木県小山市の小林酒造が醸す、鳳凰美田 本吟 無濾過本生。
国産酒造好適米を用い、精米歩合は55%。
十五種類目の酒は、奈良県桜井市の今西酒造が醸す、みむろ杉 純米吟醸 山田錦。
今西酒造には、「オーベルジュ・ド・プレザンス桜井」に宿泊した時に訪問したことがある。
使用米は山田錦、精米歩合は60%。
痛風鍋の〆は、うどん。
これが美味いので、三杯もお代わりしてしまう。
オーナーの國井さんに今夜の礼を述べ、満腹満足で店をあとにする。
今夜はお腹がいっぱい過ぎて、誰も二次会に行く元気は無い。
北千住には多くの路線が乗り入れている。
それぞれが利用路線に分かれ、帰途に就く。
友人達と過ごす、北千住での食べ過ぎ飲み過ぎの楽しい夜でした。