クリスマスにはシャンパーニュ、エリックス バイ エリック・トロション、丸の内 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

ちぃさんと丸の内のフレンチ、『エリックス バイ エリック・トロション』で過ごす素敵な夜の続き。

ここはフランス国家最優秀職人賞(M.O.F.)受賞に輝くシェフ、エリック・トロション氏の東京店。

 

第一のアントレが届く。

鹿ハム、洋梨。

 

一番下はバルサミコソース。

その上には洋梨、そして鹿ハム。

一番上にはサワークリーム。

 

二本目のシャンパーニュは、カリーヌ・ショパン、ブリュット。

 

造り手は、ディディエ・ショパン。

1989年創業の新しいメゾンだが、数々のコンクールで高評価を獲得している。

 

カリーヌ・ショパンのセパージュは、ピノ・ムニエ60%、ピノ・ノワール40%、ドサージュは9g/ℓ。

ということは、ブラン・ド・ノワールだ。

 

第二のアントレは、鰤、柚子、大根。

アレンジメントが美しい。

手前のソースは、ホウレン草のピューレ。

 

鰤の刺身の上には、柚子でマリネした大根。

その上には、柚子と柿。

 

鰤は大きな切り身が三枚も入っている。

脂がのって美味い。

 

美味しいアントレにシャンパーニュのグラスがどんどん進む。

今夜も飲み過ぎてしまいそうだ。

 

窓の外はすっかり夜の帳に覆われている。

東京駅丸の内駅舎に明かりが点り、美しく輝く。

 

黒果実の果実味が強いシャンパーニュは好み。

 

第三のアントレは、白子、蕪、キャビア。

 

ソースは、蕪とクリームのピューレ。

白子はサツマイモのニョッキの上に乗せられている。

一番上には、ラディッシュとキャビア。

 

白子はムニエルになっている。

今夜のアントレは三品とも面白い食材の組み合わせで、味のバランスが良く美味い。

 

ポワソンに合わせ、白ワインをグラスで。

アントニー・パレがラングドックで造る、ヴィオニエ、パストロウ、2021年。

アントニー・パレはサン・ジョセフとラングドックでワイン造りを行う、人気の造り手。

 

白い花、ライチ、金木犀の香り。

豊かな果実味を持ちながら、心地良い辛口。

ヴィオニエは造り手によって味わいが変わるが、流石アントニー・パレ、上質のヴィオニエだ。

 

ポワソンは、真鯛のソテー、ブールブランソース。

 

ブールブランソースにはほうじ茶が加えられている。

付け合わせは、クスクスと十穀米のブレンド。

フヌイユ(フェンネル)の花が良いアクセントとなっている。

 

肉厚の真鯛は旨みが凝縮されていて、華やかなヴィオニエとの相性も良い。

 

シャンパーニュのグラスはシュピゲラウだったが、白ワインはリーデル。

ちぃさんと丸の内のフレンチ、『エリックス バイ エリック・トロション』で過ごす素敵な夜は続きます。