休日のランチは、マンダリン オリエンタル 東京のマンダリンバーで、日本橋 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

日本橋の「マンダリン オリエンタル 東京」の『マンダリンバー』で彼女と過ごす素敵な午後の続き。

 

前菜は、シャルキュトリーの盛り合わせ。

モルタデッラ、プロシュート、サラミ、そしてオリーブ。

 

飲んでいるワインは、オーストラリア、南オーストラリア州のピュージー・ヴェイルが造る、イーデン・ヴァレー、リースリング、2019年。

 

トマトケチャップとイングリッシュ・ホールグレイン・マスタードが届く。

メーカーは、イギリス、エセックスの、英国王室御用達のウィルキン&サンズ。

 

彼女のメインは、ビーガンバーガー。

肉食女子なのだが、一度ビーガンメニューを試してみたかったのだそうだ。

バンズは、ライスバンズ。

パティは、ブラウンライス、セイタン(グルテンミート)、豆腐、椎茸のビーガンパティ。

野菜類は、アルファルファ、大葉、トマト、アボカド、ヘーゼルナッツ、彩り野菜のスティームとモヤシのソテー、七味添え。

 

サイドディッシュはグリーンサラダ。

 

私のメインは、クラシックチーズバーガー。

自家製ブリオッシュバンズ。

自家製和牛パティ。

トマト、レタス、コルニション。

エメンタールチーズ、グリュイエールチーズ、パルメザンチーズ。

 

サイドディッシュはポテトフライ。

 

ケチャップとマスタードをたっぷり付けて楽しむ。

 

このパティの焼き加減が最高に美味い。

ミディアムレアで焼かれ、表面はカリッと焼かれているが、中は赤味がたっぷり残っている。

 

ハンバーガーには赤ワイン。

スペイン、リオハのパラシオス・レイモンドが造る、ラ・ベンディミア、2020年。

名醸造家、アルバロ・パラシオスが造るワイン。

 

カシスやダークチェリーの香り。

フレッシュで強い果実味、まろやかでしっかりとしたタンニン。

綺麗なストラクチャーのバランスの良いワインだ。

セパージュは、テンプラニーリョ50%、ガルナッチャ50%。

ぶどう栽培はビオロジック。

 

テーブルが賑やかになった。

 

赤ワインも美味しく、たっぷり三杯飲み、ほろ酔い気分。

 

ピアノ演奏が始まる。

 

私達のソファーのすぐ横で弾かれるので、ピアニストの息遣いまで感じることができる。

 

のんびり食事をし、ワインを楽しんでいたので、時間が遅くなってしまった。

彼女はこのあとに英語のレッスンが入っているので、そろそろ腰を上げた方がよさそうだ。

でも、これだけしっかり飲んだ後に語学の勉強はできるのだろうか。

 

一階のロビーに下りると、中央通りに出て銀座に向かう。

 

スターツ八重洲中央ビルの前に来た。

「このキリンの像は何故ここにあるの」と彼女。

「ここは今はスターツの本社だけど、元々は津村順天堂のビルとして建設されたのでキリンの像があるんだよ」と私。

「津村順天堂とキリンに関係があるの」。

「キリンは漢方薬の王と言われているので、漢方薬の象徴として作られたんだよ」。

「貴方って本当に何でもよく知っているのね」と彼女。

何でも知っている訳ではなく、丸の内・八重洲は社会人生活の大部分を過した街なので少し知っているだけだ。

 

銀座さくら通りの入り口の桜の樹の下に、人が集まって写真を撮っている。

何事かと思って近寄ると、なんと12月初旬に桜が開花している。

 

画像を拡大すると、花がいっぱい咲いていることがよくわかる。

英語のレッスンに行く彼女を見送ると、私は次の目的地に向かう。

 

寄りたかったお店は、「まるごと高知」。

高知県のアンテナショップだ。

 

地下は酒販コーナー。

高知県の18の酒蔵の酒が揃っている。

写真には15の蔵の名前しかない。

一番下段の三つの蔵が画面に収まらなかった。

ここで、大好きな高木酒造のこの季節でないと買えない酒を二本購入。

彼女と過ごす、日本橋でのランチと銀座までの散策の楽しい午後でした。