友人達と北千住の『呑酒場 ウル虎』で過ごす楽しい夜の続き。
メンバーは、しづちゃん、ちぃさん、mayuさん、そして私。
十一種類目の酒は、大阪のおばちゃんが好みそうなデザイン。
これは、またまた土佐酒。
今夜の土佐酒は七種類目。
高知県高岡郡中土佐町の西岡酒造が醸す、久礼 特別純米 生原酒 レオパード +9。
しづちゃんと私は西岡酒造にも訪問したことがあり、現在の杜氏に蔵を案内してもらっている。
中土佐町は鰹の一本釣りで有名な町。
西岡酒造は鰹に良く合う辛口の酒を醸している。
この酒もキリリと引き締まった酒だ。
使用米は松山三井、精米歩合は60%、日本酒度は+9、アルコール度数は18%と高い。
食事の〆は、このお店自慢のゆずそば。
〆に丁度良い量だが、美味しいので一度はフルポーションを食べたいと思う。
十二種類目、〆の酒は再び高千代酒造。
新潟県南魚沼市の高千代酒造が醸す、たかちよ 純米大吟醸 中取り 生原酒。
このたかちよのイメージ果実は、完熟パイナップル。
濃厚な旨みと軽やかな酸味を持つ美味い酒だ。
使用米は非公開、精米歩合は48%。
國井さんに見送られ、酔い気分で店をあとにする。
道路は濡れているが、雨は上がっている。
駅前まで来たが、折角北千住まで来たのだから、もう少し飲むことにしようということに。
ディープな飲み屋街に入り、良さそうなお店を探索。
日本酒をたっぷり飲んだので〆はワインということで、選んだお店は『肉酒場 びすとろ男前』。
一階は厨房とカウンター席で、私達は二階に案内される。
騒がしい数名の先客が居たが、すぐに帰ったので二階を独占。
赤ワインで乾杯。
mayuさんが選んでくれたワインは、スペイン、リオハのエグーレン・ウガルテが造る、ウガルテ、リオハ、クリアンサ、2018年。
エグーレン・ウガルテは1850年創業の、リオハを代表する家族経営のボデガ。
セパージュは、テンプラニーリョ80%、ガルナッチャ・ティンタ20%。
アルコール度数は14%と高め。
クリアンサなので、熟成期間は24ヶ月以上、その内6ヶ月以上はオークの小樽で熟成されている。
プラム、ダークチェリーなどの黒果実の香り。
濃厚だが強すぎない果実味に強いタンニン、バラやスミレ、スパイスのニュアンス。
綺麗な熟成感を持つフルボディ寄りのミディアムボディ。
パリジェンヌサラダ。
サラダ・パリジェンヌはパリのカフェの定番サラダ。
必須要件は、シャンピニオン・ド・パリとジャンボン・ド・パリ、つまりパリ産のマッシュルームと生ハムが使われていること。
そして茹で卵が乗せられ、ドレッシングはマスタード、ワインビネガー、オリーブオイルを和えただけのシンプルな物。
牛すじポン酢。
パンが二種類8個も届いてびっくり。
お供は、E.V.オリーブオイル。
肉酒場なので、お肉も注文。
アンガスビーフステーキ。
部位は、みすじ。
お腹は空いていないが、この焼き色を見ると食欲が湧いてくる。
サクッと食べて飲むと、帰途に就くことにする。
友人達と過ごす、北千住の楽しい夜でした。