北千住の『呑酒場 ウル虎』で友人達と過ごす楽しい夜の続き。
今夜のメンバーは、しづちゃん、ちぃさん、mayuさん、そして私。
四種類目の酒は、懇意にしている高知の酒蔵の物を選ぶ。
高知県香南市の高木酒造が醸す、豊能梅 特別純米 吟の夢。
この店のオーナー、國井さんも高木酒造の六代目、高木一歩さんとは親しい仲。
使用米は高知県産吟の夢、精米歩合は60%。
米の旨みと酸のバランスが良い、土佐酒らしい辛口。
鶏ハラミ焼き。
鶏のハラミとは、腿の付け根ちかくにある腹壁の筋肉のこと。
食感が良く美味い。
揚げ出し豆腐。
五種類目も高知の高木酒造の酒。
豊能梅 純米吟醸 いとをかし。
高知県工業技術センターが高木酒造にAC95酵母を出荷する時に間違ってCEL24酵母を送ってしまったために偶然に生まれた酒。
それが美味しかったので、”いとをかし”と名付けて商品化したという面白い酒。
松山三井を60%まで磨いて醸された酒で、日本酒度は-10。
とても甘口なのだが酸がしっかりあるので飲み飽きしない美味い酒に仕上がっている。
ハタハタと山芋の短冊揚げ。
日本酒を飲むときには、揚げ物は悪酔い防止になる。
白子。
ここは痛風鍋が名物なので、白子はふんだんにある。
白子の皿が、白と黒の二種類。
六種類目の酒は、茨城県結城市の結城酒造が醸す、結ゆい 特別純米酒 赤磐雄町。
火災から逃れた貴重な酒。
ここでは結の復興支援活動も行っており、多くの結が揃っている。
使用米は岡山県産赤磐雄町、精米歩合は60%。
七種類目の酒は、またまた土佐酒。
高知県安芸郡の仙頭酒造場が醸す、土佐しらぎく 斬辛 特別純米酒。
使用米は北海道産きたしずく、精米歩合は60%。
仙頭酒造場も好きな酒蔵だ。
揚物二種、茄子と鶏。
八種類目の酒は、またまた高知の高木酒造が醸す、土佐金蔵 純米酒 伊勢勇ブレンド。
伊勢勇は中野区鷺宮にある酒販店.
伊勢勇ブレンドは、高木酒造が伊勢勇のために造る特別な酒。
ラベルには”一歩”の隠し文字。
伊勢勇の社長と高木酒造の六代目のお二人のお名前が、どちらも一歩さんなのだ。
九種類目の酒は、鹿児島県日置市の西酒造が醸す、天賦 純米吟醸。
芋焼酎の宝山で有名な西酒造が日本酒を造り始めたとして話題になった酒。
この酒は、『ウル虎』と同じビルの5階にある鮨屋、『千住 しげ』で何回か飲んだことがある。
華やかな吟醸香、豊潤な米の旨み、洗練された吟醸酒だ。
使用米は山田錦、精米歩合は50%。
十種類目の酒は、またまた土佐酒。
高知県香美市のアリサワが醸す、文佳人 純米吟醸 リズール。
しづちゃんと私はアリサワを訪問し、有澤社長兼杜氏にお会いしているので、思い入れのある蔵の一つ。
喉越しの良い上品な旨み。
使用米は非公開、精米歩合は50%。
友人達と過ごす、北千住の楽しい夜は続きます。