10月下旬のウォーキング。
雲の海を悠然と泳ぐ一角獣。
いや、角ではなく前鰭とすると、斜め後方から見たシロナガスクジラかもしれない。
それとも、泳ぐ皇帝ペンギンだろうか。
白い花が咲いているように見えたが、よく見るとイタドリ(虎杖)の実。
イタドリはタデ科ソバカズラ属の多年草。
原産地は、日本、朝鮮半島、中国、台湾。
繁殖力が強いので、世界の侵略的外来種ワースト100に選定されている。
ここまで拡大しても、花か実かよくわからない。
イタドリの花言葉は、”回復”、”見かけによらない”。
”回復”は、葉に止血効果があることから。
”見かけによらない”は、実が花のように見えることから。
実の中に種が透けて見えている。
ウスバカゲロウが集まっているようにも、カエルの卵のようにも見える。
長く伸びた花茎に小さな花がぎっしり付いているのは、ミズヒキ。
タデ科イヌタデ属の多年草で、日本、中国、ヒマラヤ地方原産。
飾り紐の水引に似ていることから、この名が付いた。
白と赤の花があるので、まさに紅白の水引のようだ。
花言葉は、”慶事”、”感謝の気持ち”、”祭礼”、”喜び”と水引だけあってお目出度い。
ハナミズキ(花水木)の実が生っている。
ミズキ科ミズキ属の落葉高木で、北米原産。
花が美しいだけでなく、真っ赤な実も綺麗なので、春と秋に一年で二度楽しい植物だ。
花言葉は、”返礼”、”永続性”、”私の思いを受け取ってください”。
黄色い花を付けているのは、ホソバヒイラギナンテン(細葉柊南天)。
メギ科メギ属の常緑低木で、中国原産。
秋に黄色い花を咲かせ、春には紫の実を付け、熟すと黒くなる。
花言葉は、”優しい暖かさ”、”愛情は増すばかり”、”激情”。
遊歩道をウォーキングしていると、銀杏の実が落ちているのを見付けた。
上を見上げると、銀杏の樹に実がいっぱい生っている。
銀杏は裸子植物で、イチョウ科イチョウ属の落葉高木。
銀杏の他に、公孫樹、鴨脚樹との表記もある。
鴨脚は葉の形を鴨の脚になぞらえたものとの説が有力で、京都の下賀茂神社の神官に、鴨脚(いちょう)という姓がある。
樹は銀杏と書いてイチョウと発音し、実は銀杏と書いてギンナンと発音するので紛らわしい。
そう言えば韓国語では銀杏はウネンと発音し、銀行(ウネン)と同じなのも紛らわしい。
花言葉は、”荘厳”、”長寿”、”鎮魂”。
初めて歩く住宅街で、柑橘の樹がそこかしこに植えられていた。
これは温州ミカンなのだろうか。
これは何だろう。
柑橘類は種類が豊富なので、葉っぱや実を見ただけでは何という種類なのか見分けがつかない。
ミカンの花言葉は、”純粋”、”愛らしさ”。
樹にも花言葉があり、”寛大”、”気前の良さ”。
そして実の花言葉は、”美しさ”、”優しさ”。
ベランダ菜園に一株だけ植えたジャンボスナップエンドウの三回目の収穫。
下の二本が8cm位に成長するまで待っていたら、一番大きいのは12cmになってしまった。
とても柔らかく美味い。
前回の記事で鳥に葉を食べられて丸裸になったと書いたが、急回復を遂げ、今回の収穫となった。
植物の生命力には何時も驚かされる。
今夜は、イタリアの気軽なワインを開栓。
先日ブログにアップした同じ造り手のキャンティと一緒に買ったワイン。
トスカーナに本拠地を置くベリーニがヴェネト州で造る、ソアヴェ、2020年。
キャンティはD.O.C.G.だったが、ソアヴェはD.O.C.。
色合いは透明感のあるレモンイエロー。
柑橘系の爽やかな香りだが、あまり強くない。
口に含むと、果実味があまり感じられず、酸味が前面に出ている。
少し冷やし過ぎたのかもしれない。
一方で温度が上がってくるとシャープさが無くなるので、美味しく飲むための温度管理がなかなか難しいワインだ。
それでも洋食にでも和食にでも合わせることができる、万能タイプのワイン。
ぶどうはガルガーネガ85%、トレッビアーノ15%。
イタリアのコスパワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。