西麻布の一軒家フレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。
今夜は三年ぶりに開催された、”ア・ターブル”の会。
白ワインは素晴らしい造り手のソーヴィニヨン・ブラン。
アルフォンス・メロ、サンセール・ブラン、ラ・ドモワゼル、2010年。
私のブログの常連ワインで、私のセラーにも同じVTが入っている。
アルフォンス・メロはサンセールで19代続く名門で、フランスのワイン評価各誌でDRCやイケムと並び最高評価を獲得している。
12年の熟成を経て素晴らしいボディに仕上がっている。
ソーヴィニヨン・ブランでこの熟成感は他のワインでは味わえない。
ぶどう栽培はビオディナミ。
アントレは、山陰浜田港より平目のマリネ、シモタファームのオーガニックハーブのヴィネグレット。
シモタファームは茨城県取手市にあるハーブのオーガニック農園。
平目は8kgを超える大物。
ヴィネグレットソースがよく合って美味い。
平目の下には、カリフラワーのムース。
良い味変になる。
平目のマリネに熟成ソーヴィニヨン・ブラン、田中ソムリエの見事な選択だ。
パンとバターも届く。
パンは美味しいが、食べ過ぎ注意。
テーブルには何時も生花が一輪置かれている。
今夜はピンクの薔薇。
二種類目の白ワインも好きな造り手のシャルドネ。
フレデリック・マニャン、モレ・サン・ドニ・ブラン、レ・ラレ、2018年。
フレデリック・マニャンのワインは元々好きだったが、白金台にあったフレンチ、『オレキス』で来日したフレデリックとランチを共にし、彼の魅力的な人柄に触れてからは、益々お気に入りのワインとなった。
レ・ラレは、グラン・クリュ畑、クロ・デ・ランブレイの西隣にある0.5haの畑。
平均樹齢30年のシャルドネの他、ピノ・ブラン、ピノ・ブーロが混植され、一緒に収穫し、一緒に発酵させられている。
発酵には自然酵母を用い、熟成は樽で12ヶ月。
セパージュは、シャルドネ80%、ピノ・ブラン10%、ピノ・ブーロ10%。
ポワソンは、高知県宿毛港より、笛吹鯛、クリアなコンソメブイヤベース。
コンソメスープが注ぎ込まれる。
香ばしく焼かれた笛吹鯛の香りにサフラン入りのコンソメの香りが加わり、一層食欲を刺激する。
笛吹鯛の身には旨みが凝縮されている。
高知の宿毛には磯釣りに行ったことがあるので、宿毛と聞くだけで一層美味しく感じてしまう。
サンセールのソーヴィニヨン・ブラン(左)とモレ・サン・ドニのシャルドネ(右)の並行飲みも楽しい。
パンの食べ過ぎ注意と言いながら、二個目。
料理とワインが美味いとパンも進んでしまう。
西麻布のフレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。