高木酒造とつな八銀座のコラボディナーのあとは、センチュリーコートでシャンパーニュ、丸の内 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

銀座で開催された、高知の高木酒造と『つな八銀座』のコラボディナー、「日本酒と天麩羅の会」を終えて皆さんをご案内したのは、丸の内の明治安田生命ビルの「マイ・プラザ明治生命館」の地下。

今夜のメンバーは、しづちゃん、ちぃさん、かずみさん、そして私。

 

『ウルフギャング・ステーキハウス丸の内』の横を抜け、このずっと奥が目的の場所。

しづちゃんがスマホを構えて写真を撮ろうとしたので、私は視界に入らないように壁に張り付いた。

でもしっかり写真に撮られ、「スパイダーマンの真似をしているの?」と、しづちゃん。

 

この長い廊下の突き当りを左に曲がり、その先を更に右に曲がって進めば目的の場所。

 

その場所は、会員制クラブの『センチュリーコート丸の内』。

 

重要文化財、「明治生命館」の地下には荘厳な雰囲気の空間が広がる。

 

この贅沢な空間に今夜は客がほとんど居ない。

 

来る途中に電話を入れ、『バー マーブル』のカウンター席を予約しておいた。

 

照明が落とされているので、一層荘厳な雰囲気が醸しだされている。

 

一方で、荘厳な雰囲気の全くない四人はシャンパーニュで楽しく乾杯。

泡立ちが素晴らしい。

 

抜栓したシャンパーニュは、ボランジェ、スペシャル・キュヴェ。

”ピノ・ノワールの聖地”、アイ村に本拠地を置き、創業は1829年。

樽熟成に拘りを持ち、ワインはシュール・リーで少なくとも3年間熟成されている。

このスペシャル・キュヴェは、5~10年熟成させたリザーヴワインを用い、瓶内熟成期間は3年以上。

セパージュは、ピノ・ノワール60%、シャルドネ25%、ピノ・ムニエ15%。

 

バーテンダーの佐々木さんにお願いし、四人で記念撮影。

 

「明治生命館」は戦後、進駐軍に接収され、1945年から11年間、GHQの売店、「BX(Base Exchange)」が置かれていた。

壁にはその時の名残りが。

コカ・コーラは1本5¢だったようだ。

支配人の谷内さんにお願いし、ここが初めてのしづちゃんとかずみさんを案内してもらう。

谷内さんとは長いお付き合い。

ちぃさんはここに二度ほどお連れしたことがあるが、館内見学は初めて。

 

ここには、お花屋さんがあった。

 

壁に掛けられているのは、平岡権八郎の作品、「月ヶ瀬風景」。

平岡権八郎は洋画家であると共に、料亭『花月樓』の三代目当主であり、日本初のカフェ、『カフェ・プランタン』、そしてこの「明治生命館」にあった『食館マーブル』の経営者でもあった。

昭和9年創業の『食館マーブル』は、洋食、日本料理、グリル、天麩羅、バー、スタンドサンドイッチを備え、当時の最先端の社交場として人気を博していた。

その『マーブル』の跡に出来たのがGHQの「BX」で、今は『センチュリーコート』が『マーブル』の伝統を引き継いでいる。

 

奥には会員専用のスペース。

 

サクッと飲んで、来た時とは別の出入り口から店をあとにする。

 

丸の内仲通りを行幸通り方面に歩き、帰途に就く。

 

マイケル・リーチの像まで来ると、恒例の撮影会。

ちぃさんと私はここで何度も写真を撮っている。

 

かずみさんはジャッカルを試みているようだ。

 

そして何と、おしとやかなしづちゃんまで。

でも、ちぃさんの写真が無い。

たっぷりの日本酒とシャンパーニュで記憶を丸の内に置き忘れた、楽しい夜でした。