誕生日のお祝いは素敵なフレンチで、フィリップ・ミル東京、六本木 | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

9月中旬のこと、六本木でちぃさんと待ち合わせ。

 

向かった先は、「東京ミッドタウン六本木」。

今日は”意心帰”を何時もとは逆方向から撮影。

彫刻家、安田侃氏の作品。

 

変った服装の女性の集団が次々と通り過ぎていく。

今日は何かの催しが行われているようだ。

 

ガレリアに向かう。

 

ガレリアに来ると、何時もこのアングルで撮影してしまう。

 

ガレリアB1のアトリウムでは、フラダンスショー。

色々なクラブチームの発表会のようだ。

先ほど出会った集団の謎が解けた。

 

ガレリアからガーデンテラスに入り、最上階に上る。

今日のランチのお店は、『フィリップ・ミル東京』。

シャンパーニュ地方の中心、ランスの老舗シャトー、「レ・クレイエール」の二つ星レストラン、『ル・パルク』の総料理長を務めるフィリップ・ミル氏の東京店。

フィリップ・ミル シェフは二つ星を獲得しただけでなく、2011年に38歳の若さでフランス国家最優秀職人賞(M.O.F.)を受賞している。

 

中田支配人に迎えられ、ウエイティング・スペースを抜けてメインダイニングに案内してもらう。

 

入店した時はこれらのテーブルは客で埋まっていたので撮影は控えた。

この写真は帰りに撮影したもの。

 

テラスに面したガラス窓沿いに奥に進むと、個室が三つある。

今日の私達の席は、一番奥の個室。

窓に向かって並びに席が用意されている。

 

外は激しい雨。

テラスの外の景色が雨に煙って霞んで見える。

 

今日の飾り皿は何時もと違っている。

 

白の無地かと思ったら、梅の花の浮彫が。

 

早速シャンパーニュを抜栓すると、「お誕生日おめでとう」、「ありがとう」の乾杯。

 

選んだシャンパーニュは、ドゥ・カントナール、ブリュット。

 

1905年創業のカントナールは、2000年にドゥ・ラドゥセット男爵に買収されてから、男爵のモットーである”品質至上主義”に基づく改革を行い、2003年に生まれたのが、このドゥ・カントナール、ブリュット。

 

このシャンパーニュを飲むのは、確か三回目。

でもミュズレは過去二回持ち帰っていないので、今回は忘れずに収集し、コレクションに加えることにしよう。

 

豊かな果実味、強いミネラル、バランスの良い酸味、そして後味にはブリオッシュのニュアンス。

セパージュは、シャルドネ60%、ピノ・ノワール30%、ピノ・ムニエ10%。

 

気が付くと、雨はほとんど上がり、先程まで見えなかったビルの姿が現れた。

 

テーブル上の花と同じものが、テラスでも咲いている。

そう、各テーブル上に飾られている花は、このテラスで育てている花を摘んだもの。

オリーブの木も10本ほど植えられており、10月には実の収穫が始まる。

 

プティサレが届く。

竹炭を練り込んだパンスフレ、フォアグラのムース。

 

パンが二種届く。

 

お供は可愛いバター。

ちぃさんと過ごす、六本木のフレンチ、『フィリップ・ミル東京』での素敵な午後は続きます。