ちぃさんと築地で過ごす楽しい夜の続き。
歌舞伎座を出て向かった先は、築地のイタリアンの名店。
『オステリア ナトゥラーレ』。
ここは以前、mayuさんから「美味しいよ」と教えていただいたお店。
お店は、この細い階段を下った先。
ちぃさんも私も、ここに来るのは初めて。
部屋の壁には”20”の文字。
今年は創業20周年なのだ。
20周年のお祝いのパーティーが開かれたばかりなので、まだお祝いの品が飾られている。
詳しくは、マダム、ともりんさんのブログをご覧ください。
私達のテーブルは一番奥。
落ち着いて食事ができそうだ。
まずはよく冷えたスパークリングワインを抜栓。
カンパーニャ州のフェデリチャーネ・モンテレオーネが造る、フレグレオ、スプマンテ・ディ・ファランギーナ。
ちぃさんと乾杯。
豊かな果実味と綺麗な酸のバランスの良いスプマンテだ。
ぶどうはファランギーナ100%。
シャルマ方式のスプマンテで、シュール・リーで12ヶ月熟成させ、瓶熟3ヶ月を経てリリースされている。
壁には”本日のメニュー”が書かれた黒板。
オーナーシェフの若井さんと相談しながら、料理を選ぶ。
温められたバゲットが届く。
皮はパリッと、中はしっとりで美味い。
最初のアンティパストが届く。
徳島県産鱧のマリネ。
鱧は夏を代表する美味の一つ(8月上旬の訪問です)。
鱧と言えば梅肉ソースを連想するが、この鱧は緑のソース。
その正体は、セルフィーユとエストラゴン。
取り分けは私の役目。
野菜の下に鱧の切り身がごろごろといっぱい入っていた。
今年初めて食べる鱧の料理がとても美味い。
食事をしていると、お店のマダム、ともりんさんが駆け付けてくれ、ご挨拶。
別に仕事を持たれているので、お店には土曜日しか出られていないのだそうだが、今夜は私達が訪問するとお伝えしていたのでわざわざ来て下さった。
続いては二皿目のアンティパスト。
冷製茄子のパルミジャーノ風味。
茄子も夏の食材。
届いた料理は意表を突くヴィジュアル。
茄子の姿が見当たらない。
パルミジャーノのチュイルを外すと、茄子のケーキが現れた。
その上にはバジルの葉が添えられた、ミニトマトとモッツァレラチーズのカプレーゼ。
敷かれているのは、トマトのソース。
我ながら綺麗に取り分けることが出来た。
食べるとしっかり茄子の風味。
酸味のあるソースと良く合って美味い。
築地のイタリアンの名店、『オステリア ナトゥラーレ』で、ちぃさんと過ごす楽しい夜は続きます。