六本木でベイビーバックリブとニューハーフショーを楽しんだ後は、ハマちゃんで焼酎、北千住 | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

六本木の『トニー・ローマ』でベイビーバックリブを食べてワインを飲み、『金魚』でニューハーフショーを楽しんだ後は、〆にもう一軒ということで北千住に降り立つ。

メンバーが、きゅーちゃん、ちぃさん、ピエールロゼさんと揃えば多勢に無勢、北千住に問答無用で決まってしまった。

 

六本木に集合した時はお昼だったが、北千住に到着した時は既に夕暮れ時になっていた。

 

さて、何処で軽く一杯やろうかと四人でひと思案。

 

ディープな飲み屋街に歩を進める頃には日が暮れ、お店の看板に明かりが点り始めた。

 

何処にしようかとみんなで話しながら向かったお店は、『ハマちゃん』。

ちぃさんと私は二度利用したことがあるお店で、その後は何時来ても満席で入れなかった。

 

今日は珍しく空いている。

ここは鹿児島焼酎の専門店。

きゅーちゃんとピエールロゼさんにはお初のお店だ。

 

私は焼酎には詳しくないので、酒の選択は何時もハマちゃんこと、浜田義人さんにお任せ。

最初に出してくれた焼酎は、鹿児島県阿久根市の鹿児島酒造の、ちご櫻。

 

この酒は鹿児島酒造の前身、安楽酒造の代表銘柄。

生産が途絶えていたものを、20数年の時を経て復刻させた酒。

鹿児島県内限定で年に二回販売される貴重な品。

麹は河内白麹、原料芋は鹿児島県産黄金千貫。

 

まずお湯を半分入れ、あとは自分で焼酎をなみなみ注ぐのがこのお店での飲み方。

 

こぼさないようにひと口啜ってから乾杯。

 

三陸のメカブ。

ここでは何も言わなくても酒の肴を適当に出してくれる。

 

トウモロコシ入りのさつま揚げ(左)、枝豆入りのさつま揚げ(右)、鯖昆布巻き、子持ちヤリイカ。

 

浜田さんは現役時代は大手の会社で活躍され、退職後に生まれ故郷の鹿児島焼酎を扱うこのお店を始められた。

商売っ気の無い人で、何時も色々な焼酎をサービスしてくれる。

 

二杯目の焼酎は、ハマちゃんも一緒に乾杯。

 

二杯目の焼酎は、指宿市の指宿酒造の、至高の紫。

 

自社農場で栽培された頴娃紫芋を用い、麹は黄麹。

 

この焼酎も鹿児島限定販売。

 

生マグロの漬けと三陸の生ワカメ。

これも美味い。

 

三杯目の焼酎は、鹿児島市の本坊酒造の、かめ壺仕込 貴匠蔵。

本坊酒造の発祥の地、南さつま市津貫にある、津貫貴匠蔵で醸されている。

 

麹は黒麹、使用芋は南さつま産の黄金千貫。

 

〆は、八丈島のテングサのところてん。

飲んだ後に嬉しい一品だ。

ハマちゃんに今夜の礼を述べ、店をあとにする。

 

ほろ酔い気分で北千住駅に戻り、帰途に就く。

 

友人達と過ごす、六本木と北千住の楽しい一日でした。