丸の内のフレンチ、『サンス・エ・サヴール』で彼女と過ごす素敵な午後の続き。
ここは、1988年に南仏モンペリエに若干23歳の若さで『ル・ジャルダン・デ・サンス』を開店し、10年の早さで最年少でミシュラン三ツ星を獲得した天才シェフ、双子のジャック & ローラン・プルセル兄弟の東京店。
秋田県産八幡平ポークのロースト、熊本県産大長ナスの自家製アリッサ、タルベ産ココ豆のクレーム、スモーキーなジュ・ド・ボー。
ジュ・ド・ボーが注がれる。
緑色の野菜、茶色のジュ・ド・ボー、クリーム色のココ豆のクレームの色のバランスが美しい。
茄子を使ったアリッサとは面白い。
八幡平ポークは脂身が甘く、肉はジューシーで美味い。
ボディは強いが優しい味わいのピノ・ノワールがよく合う。
飲んでいるワインは、ドメーヌ・ルイ・ジャド、サヴィニー・レ・ボーヌ、ラ・ドミノード、プルミエ・クリュ、2017年。
ヴァローナ社アルパコのシブーストショコラ、河内晩柑のデクリネゾン、香り高いカモミールグラスを添えて。
シブーストショコラも美味しそう。
アルパコは、ヴァローナ社がエクアドル産のカカオに限定したテロワールシリーズ。
河内晩柑のデクリネゾン、河内晩柑を使った色々なスイーツが盛られている。
食後の飲み物を選ぶ。
コーヒーも紅茶も種類が豊富。
それぞれ好きなコーヒーを選択。
ミニャルディーズは森の雰囲気。
ブルーベリーケーキ。
マスカットとライチのパート・ド・フリュイ。
いっぱいになったお腹をコーヒーが優しく癒してくれる。
鴨田シェフがテーブルに来てくれ、「お久し振りです」と挨拶を交わす。
ここは頻繁に来れるお店ではないので、コロナ前でも年に3~4回しか来ていなかったが、今回はコロナ禍もあり一年振りの訪問。
それでもこうして丁寧な対応をしてくれるのは、流石一流店。
今回の料理も素晴らしかった。
支配人とシェフに今日の礼を述べ、満腹満足で店をあとにする。
丸の内仲通りには人出が増えている。
ストリートミュージシャンのサックスの音色も心地よい。
色とりどりの花も気持ちを和ませてくれる。
先日の記事にも記したが、マルノウチ・ストリート・ギャラリーの展示品が入れ替わっている。
この目立つ作品は、舟越桂作、「私は街を飛ぶ 2022」。
最新の作品だ。
これは誰の何という作品なのだろうか。
周囲を三周して探したが、作品紹介のプレートが見付からなかった。
でもこの二週間後に来て見ると、台座の上側の右手前にプレートが取り付けられていた。
H & P.シャギャーンの「Matching Thoughts 2022」とのこと。
澄川喜一作、「白のマスク 1969」。
彫刻の森の収蔵品だ。
彼女と過ごす丸の内の楽しい午後は続きます。