丸の内のフレンチ、『サンス・エ・サヴール』で彼女と過ごす素敵な午後の続き。
ここは、1988年に南仏モンペリエに若干23歳の若さで『ル・ジャルダン・デ・サンス』を開店し、10年の早さで最年少でミシュラン三ツ星を獲得した天才シェフ、双子のジャック & ローラン・プルセル兄弟の東京店。
アミューズに続き、第一のアントレが届く。
山葵の香る函館産ボタン海老のタルトレット。
土佐メロンとフェンネルのガスパチョ、アモンティリャード。
北海道と高知県の競演。
メロンの濃厚な果実味。
アモンティリャードの熟成シェリーの香りも心地よい。
ねっとりとしたボタン海老の甘み、旨味が素晴らしい。
飲んでいるワインは、ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ミレジム、2017年。
アミューズもアントレも美味しいのでグラスがどんどん進む。
パンが届く。
青オリーブのフォカッチャ。
地中海料理をベースにしたフレンチなので、イタリアンやスパニッシュの要素も取り入れられている。
お供は無塩バター。
瀬戸内産天然真鯛とオリーブのセビーチェ、独活と八朔のピクルス、アーティチョークの山羊ミルクのムース。
セビーチェ、ピクルスという言葉からは想像できないヴィジュアル。
セビーチェはペルー発祥の魚介のマリネ。
一番下に瀬戸内海の真鯛。
爽やかな酸味で素晴らしく美味い。
クレマン・ド・ブルゴーニュの次は、ブルゴーニュのピノ・ノワールを抜栓。
ドメーヌ・ルイ・ジャド、サヴィニー・レ・ボーヌ、ラ・ドミノード、プルミエ・クリュ、2017年。
ラ・ドミノードは1989年に取得したプルミエ・クリュ畑で、サヴィニー・レ・ボーヌの南、ボーヌに近い場所にある。
コルクの状態、香りもとても良い。
透明感のあるルビー色。
ブラックベリーやダークチェリーの香り。
果実味、酸、タンニンがそれぞれ活き活きとしていて美味いが、もう少し寝かせた方が全体のバランスがより美しくなると思う。
2017VTなので既に4年半の時を経ているが、まだまだ熟成のポテンシャルを持つ素晴らしいボディだ。
ぶどう栽培は、ビオディナミ。
ピノ・ノワールらしく、テーブルクロスに淡い光の像を映し出す。
あっという間にフォカッチャを食べてしまい、二個目のパンを出してもらう。
オートミールのパンは外はカリッとして中は柔らかく、とても美味い。
プルセル シェフのスペシャリティ、120度で蒸し焼きにした香川県産鱸、季節の彩り野菜、レモンヴィネガーソース。
真っ白のエスプーマに、彩り野菜が映える。
野菜の下には蒸し焼きにした鱸。
爽やかなレモンヴィネガーソースが良く合う。
三種類目のパンを出してもらう。
今度はバゲット。
普段はパン一個でも食べ残してしまう彼女も、ここのパンは美味しいと言って三個を完食。
彼女と過ごす丸の内のフレンチ、『サンス・エ・サヴール』での素敵な午後は続きます。

















