南平台の住宅街に佇む隠れ家レストラン、『アンジェパティオ』でちぃさんと過ごす素敵な夜の続き。
外がだんだん暗くなり、室内の灯りが目立つようになる。
ヴェネチア製のシャンデリアが綺麗だ。
店内は美しいのだが、もう肉料理が出ようという時間になっても、広いダイニングの中の客は私達だけ。
大丈夫かと少し心配になる。
肉料理は、牛フィレ肉とロース肉のロースト、黒胡椒のソース、スティックセニョール、オクラ、インゲン添え。
美味しそうな火入れ。
肉は厚みがあり、ジューシーで美味い。
赤も白と同じ造り手のワイン。
ベリンジャー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カリフォルニア、2018年。
赤ワインでも乾杯。
赤いベリー系の果実味。
カベルネが牛肉によく合って美味い。
デセールと言えばよいのかドルチェと言うべきかわからないが、チョコレートケーキ。
チョコレートケーキにはバニラアイスクリーム。
6種類のフルーツが彩りを添える。
食後の飲み物も、赤ワイン。
ワインを飲みながら話が弾む。
コーヒーでいっぱいになったお腹を癒す。
このコーヒーカップを見ると、アメリカ映画の「バードケージ」、またはフランス・イタリア合作映画の「Mr.レディ Mr.マダム」を連想してしまう。
ここの料理はフランス・イタリア合作なので、「Mr.レディ Mr.マダム」が適当だろう。
シュガーポットは、以前ここに通っていた時と同じ。
このカップで飲むときは、何故かミルクを入れてしまう。
とうとう最後まで貸切だった。
ここは元々結婚式と披露宴が中心のレストランだったが、この二年余りは結婚式も無く、厳しい経営を余儀なくされたのだろう。
応援のため、また訪問しようと思う。
今夜は支配人は不在だったが、スタッフの対応が素晴らしかった。
見送りに出てくれたが、写真を撮りたいのでここでお別れをし、中に戻ってもらった。
渋谷までは車で移動してもよいが、お腹がいっぱいなのでそぞろ歩きをしながら戻ることにする。
道玄坂にある目立つ像は、四田昌二作、「1つの果実」。
渋谷駅から帰途に就くことにしよう。
ちぃさんと過ごす、南平台の隠れ家レストランでの素敵な夜でした。