5月中旬のこと、『スターバックス リザーブ ストア』のアペリチェーナの予約がようやく取れた。
とにかく凄い人気で、予約受付開始後、瞬時に満席となってしまうのだ。
銀座駅から「松屋銀座」の地下道を通り、銀座二丁目交差点に向かう。
中央通りからルイ・ヴィトンの角を右折し、マロニエ通りに入る。
ここで彼女からメッセージが着信。
「もう席に着いて待ってます」とのこと。
『スターバックス リザーブ ストア』に到着したのが、予約時間の5分前。
待ち合わせに遅れることが多い彼女がこんなに早く着いているとは、今日は気合がはいっているということだ。
アペリチェーナの場所は、二階。
この一番奥に、ミラノのイタリアン・ベーカリー、プリンチの料理が並ぶカウンターがある。
アペリチェーナとは、アペリティーボ(食前酒)とチェーナ(夕食)を合わせた言葉で、イタリアの新しい食体験。
開始時間まで待つ間に、アペリチェーナのメニューをチェック。
ここに書かれた料理を時間無制限で食べることができる。
飲み物は1杯のみ付いていて、2杯目以降は別料金。
この別料金が結構高い。
食べ物はメニューを見ただけでは詳しくはわからない。
飲み物は最初は二人とも可愛いノンアルコールカクテルを選択。
カウンターで欲しいものを頼むと、皿に盛り付けてくれるシステム。
奥にあるのはインサラータで、葉物野菜とパスタ。
パスタはカサレッチェのジェノベーゼソース。
手前はフォカッチャ・ピッツァが二種。
スピナッチ&リコッタ、マルゲリータ。
バゲットは三種類から選ぶことが出来る。
プリンチ・バゲット、チェレアリ・バゲット、バゲット・トラデッツィオーネ。
クロスティーニ・ディップは4種類。
トマト&ガーリック、エッグプラント&オリーブオイル、リコッタ&ピンクペッパー、レバー&サルタナレーズン。
チーズはゴルゴンゾーラ・ピカンテ、ハムはソフトサラミ。
これは私の皿。
結構沢山盛り込んだ。
こちらは彼女の皿。
飲み物は、リモーネ x コールドブリュー。
有機シチリアンレモンソーダ、コールドブリューコーヒー、チャイシロップ、洋梨濃縮果汁、レモンが入っている。
私の飲み物は、アランチャ x ユースベリー。
中身は、有機ブラッドオレンジソーダ、ユースベリーティー、アーモンドシロップ、トマト。
フォカッチャ・ピッツァの、スピナッチ&リコッタとマルゲリータ。
ソフトサラミ、チェレリア・バゲットにリコッタ&ピンクペッパーのディップ。
右端はインサラータとカサレッチェのジェノベーゼ・ソース。
手前はゴルゴンゾーラ・ピカンテ。
これはチェレリア・バゲットにレバー&サルタナレーズンのディップ。
ノンアルコールカクテルを飲み干すと、スパークリングワインを別料金で購入。
スペイン、カタルーニャ州ペネデスのハウメ・セラが造る、アルテ・ラティーノ、カヴァ、セミ・セコ。
実は当然ブリュットだと思っていた。
ところが飲んでみると、少し甘い。
写真をよく見ると、セミ・セコだった。
グラスもステムの無いもの。
周りを見ると、ワインを飲んでいる人は居ない。
しかも、内容に較べて値段が高い。
料理は美味しいのだが、どうやらここはワインを飲む場所ではないようだ。
彼女と過ごす、銀座の楽しい夜は続きます。