5月中旬のウォーキング。
この雲は、悠々と大海原を泳ぐ鮫のようにも、大空を舞うヘリコプターのようにも見える。
枝いっぱいに赤い花を付けているのは、ギョリュウバイ。
フトモモ科ギョリュウバイ属の常緑低木で、原産地はニュージーランド、オーストラリア。
マオリ語ではマヌカで、ニュージーランドの有名なマヌカハニーはギョリュウバイの蜜。
花言葉は、”蜜月”、”華やいだ生活”、”素朴な強さ”、”濃厚な愛”。
白、ピンク、赤の花が一本の樹に咲いているのは、ハコネウツギ(箱根空木)。
スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木で、日本原産。
最近、日本原産の植物を観ることが少ないので、日本原産と聞くと何だかホッとする。
咲き始めは白で、徐々にピンク、赤へと変化する。
このため、源平空木の別名もある。
花言葉は、”移り気”とわかりやすい。
ミカン(蜜柑)の花が咲いている。
ワインの表現に”白い花の香り”が使われるように、ミカンの花は良い香りがする。
ミカン科ミカン属の常緑低木で、原産地は中国。
花言葉は、”清純”、”純潔”、”親愛”、”花嫁の喜び”。
この白い可愛い花は、ハクチョウゲ(白丁花)。
アカネ科ハクチョウゲ属の常緑低木で、原産地は東南アジア。
刈り込みが利くので、生垣や街路樹などに使われることが多い。
花言葉は、”純愛”。
甘い香りがするスイカズラ(忍冬)の花を見付けた。
スイカズラ科スイカズラ属の常緑蔓性植物で、日本原産。
花を吸うと甘い蜜を味わうことが出来る。
名前の由来はこの蜜で、蜜を”吸うツタ(=カズラ葛)”なのでスイカズラとなった。
花言葉は、”愛の絆”、”友愛”。
今夜はポルトガルのワインを抜栓。
リボンが付いているがプレゼントでもらったわけではなく、KALDIでこの包装で売っていただけ。
リスボン地区のカーサ・サントス・リマが造る、タランボラ、2018年。
このワイン、サクラ・アワード2020でダブル・ゴールドを受賞している。
カーサ・サントス・リマはリスボンに本拠地を置く、1930年代後半から4世代にわたりワイン醸造を行う家族経営のワイナリー。
リスボン、ドウロ、ヴィーニョ・ヴェルデ、アレンティージョ、アルガルヴェに合わせて350ha以上の畑を所有。
色合いは濃いガーネット。
熟したプラム、カシス、ブラックベリーなどの黒果実の濃厚な果実味。
チョコレート、スパイス、イチジクのコンフィチュールのニュアンス。
タンニンも強いが円やかで、果実味に綺麗に溶け込んでいる。
これはなかなか美味いフルボディだ。
ぶどうは、トゥーリガ・ナシオナル、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン。
熟成はフレンチとアメリカン・オークの樽で6ヶ月。
アルコール度数は14%と高い。
価格に較べて期待を上回る美味いポルトガル・ワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。