4月末のウォーキング。
この雲は、鴨にしては胴が長すぎる。
竜の船首を持つ船のようにも見える。
「バットマン・リターンズ」に登場したペンギン(本名:オズワルド・チェスターフィールド・コブルポット)が乗るアヒルのボートを長く伸ばしたようにも見える不思議な形の雲だ。
今回も3月~4月に撮影した春の草花をまとめてアップ。
スズランのような花を咲かせているのは、ヒガンバナ科スノーフレーク属(レウコユム属)の多年草、スノーフレーク。
和名はオオマツユキソウ、別名スズランスイセン。
水仙のような葉っぱに鈴蘭のような花が咲くので、スズランスイセン(鈴蘭水仙)の名前が一番覚えやすい。
白い花弁の先に緑の点があるのが可愛い。
原産地は、中央ヨーロッパ、地中海地方。
2月に葉が地上に現れ、3月中旬に花が咲き、5月下旬には地上部が枯れて休眠に入る。
花言葉は、”純潔”、”汚れなき心”。
こちらは本物のスズラン(鈴蘭)。
キジカクシ科(クサスギカズラ科)スズラン属の多年草。
日本原産のスズランもあるが、日本で現在栽培されているのは、より丈夫で花が大きいヨーロッパ原産のドイツスズラン。
スズランは全草に毒を持ち、特に花と根の毒性が強いので要注意だ。
花言葉は、”純粋”、”純潔”、”再び幸せが訪れる”、”謙虚”。
茂みの中で青紫の花を咲かせているのは、ツルニチニチソウ(蔓日々草)。
キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属の常緑蔓性多年草で、原産地は南ヨーロッパ。
常緑で耐寒性耐暑性に優れ、繁殖力が強いことから、グランドカバーとして人気がある。
こちらは斑入りのツルニチニチソウ。
斑入りは花付きが悪いとされているが、この株は日当たりが良いためか花がいっぱい開花している。
ツルニチニチソウの花言葉は、”幼なじみ”、”生涯の友情”、”朋友”、”若い友情”、”楽しい思い出”、”やさしい追憶”。
春になると至る所で見る可愛い花は、ネギ科ハナニラ属(イフェイオン属)の多年草のハナニラ。
イフェイオン属は南アメリカ原産で、約25種類が分布している。
耐暑性があり、耐寒性もそこそこあるので育てやすい。
花色は白、青、ピンクで、最近は黄色い花の黄花ハナニラも流通している。
花言葉は、”悲しい別れ”、”耐える愛”、”恨み”、”卑劣”とネガティブなものばかり。
ハナニラの白や薄青い花色がネガティブなイメージなのだそうだ。
これは現在のベランダガーデニングのデンマークカクタスのキングレッド。
クリスマスカクタスの別名があるとおり、花期は11~12月で、昨年は約130輪の花を付けた。
そして春にも20数輪の花が咲いた。
そして驚いたことに、季節を勘違いしたのか6月中旬になってまた花が咲いた。
今回の蕾の数は9個。
花は冬や春に較べると少し小振り。
年に三回も花を楽しませてくれるとは、益々このデンマークカクタスが好きになった。
先週、ベランダ菜園のミニトマトを初収獲。
僅か5個だが、初物は嬉しい。
朝のサラダに入れて美味しくいただいた。
キンキンに冷やしたドイツのゼクトを抜栓。
ヘンケル、ロゼ、トロッケン。
エチケットには、ドライ(英語)、セック(仏語)と書かれ、トロッケン(独語)とは書かれていない。
セックでありブリュットではないということは、少し残糖量が多いということ。
ヘンケルは1856年からスパークリングワインを造り続ける老舗で、ドイツ最大のゼクトの生産者。
ヘンケルにはほろ苦い想い出がある。
まだ若い頃、友人達と三人でミュンヘンの街でビールをたっぷり飲んでほろ酔い気分で歩いていた時のこと。
綺麗な女性が店の前で客引きをしているのを見付け、吸い込まれるように入店した。
その女性も交え、ヘンケルを二本飲んだ頃に、法外な請求書がテーブルに届いた。
良く見ると、店の奥には腕っぷしの強そうな大男が控えている。
ここはぼったくりバーだった。
でも若いということは怖さ知らず、三人で入れ代わり立ち代わり店主のところに行きネゴを開始。
「俺たちがそんな金を持っているように見えるか。貧乏な客を引き込んだと思って諦めろ」とか、「私達はドイツが大好きでここに来ている。ドイツのことが嫌いにならないようにしてもらいたい」とか、散々粘って交渉。
一人がネゴをしている間、残り二人は席で飲んでいるので、結局ヘンケルを三本空けてしまった。
その時の店主はそれほどの悪人ではなかったのか、根負けして早く次のカモを探した方が良いと思ったのか、10万円ほどの請求を2万円ほどに減額してもらった。
色合いは綺麗なサーモンピンク。
フランボワーズの豊かな香り。
口に含むと、ファーストアタックには果実の甘味。
その後にはフレッシュな果実味と適度な酸が続き、後味は軽い苦みを伴う辛口。
ぶどうはピノ・ノワールとガメイが主体。
想い出深いゼクトを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。