5月上旬のウォーキング。
不思議な形状の淡い雲。
何かに似ている。
そうだ、これは金魚の一種、尾びれが華やかな琉金だ。
ここのところ樹木の花ばかりアップしてきたので、3月~4月に野に咲く草本の花々を集めてみた。
鮮やかな青紫の花は、ムスカリ、別名グレープヒヤシンス。
キジカクシ科ムスカリ属の多年草で、原産地は地中海沿岸地方・西アジア。
ムスカリには40~50種類の品種があり、最も一般的なのがこのムスカリ・アルメニアカム。
花言葉は、”絶望”、”失望”、”失意”とネガティブなものと、”明るい未来”、”夢にかける思い”、”通じ合う心”とポジティブなものがある。
ネガティブなものは、ヨーロッパでは青い花は悲しみの象徴とされているため。
こちらの淡い青色の花は、ヒヤシンソイデス。
キジカクシ科ツリガネズイセン属(ヒヤシンソイデス属)の多年草で、和名はツリガネズイセン(釣鐘水仙)。
原産地はヨーロッパ、北アフリカ。
ムスカリの花が終わるころに、入れ替わるように咲き始める。
この花は、最も一般的なヒヤシンソイデス・ヒスパニカ。
他にもピンク、白の花色がある。
花言葉は、”変わらない愛”、”淋しい”。
そしてこちらはヒヤシンス。
ヒヤシンスと名の付く花を三種集めてみた。
キジカクシ科ヒヤシンス属の多年草。
原産地はギリシャ、シリア、小アジアだが、園芸品種は主にオランダで育成されたことから、ダッチヒヤシンスと呼ばれている。
花言葉は、”スポーツ”、”ゲーム”、”遊び”、”悲しみを超えた愛”。
色別の花言葉もある。
紫は、”悲しみ”、”悲哀”、”初恋のひたむきさ”。
赤は、”嫉妬”。
ピンクは、”スポーツ”、”ゲーム”、”しとやかなかわいらしさ”。
白は、”控えめな愛らしさ”、”心静かな愛”。
青は、”変わらぬ愛”。
黄色は、”あなたとなら幸せ”、”勝負”。
ウォーキングをしていて、野原にツクシ(土筆)が生えているのを見付けた。
もう随分久しく土筆を観たことが無い気がする。
土筆は、トクサ科トクサ属のスギナの胞子茎。
多くの植物が種子植物なのに対し、スギナはシダ植物。
土筆は胞子を飛ばすと枯れてしまうので、その寿命は僅か2~3週間。
土筆の周囲には、地下茎からスギナも顔を出している。
驚いたことに土筆にも花言葉があり、”向上心”、”驚き”。
春に目を楽しませてくれるのは、シバザクラ(芝桜)。
ハナシノブ科フロックス属の多年草で、原産地は北アメリカ。
シバザクラには代表的な9つの種類があり、この鮮やかなピンクの花は、ダニエルクッション。
白い花は、リトルドット。
この花はキャンディーストライプ。
芝桜の花言葉は、”合致”、”一致”。
暑い日だったので、久し振りに冷えた白ワインを抜栓。
メゾン・カステル、ミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ、シュール・リー、2019年。
フランス最大のワインメーカー、カステル社が手掛けるミュスカデ。
ミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌはロワール河口域ナント周辺地区のA.O.C.。
ムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ)種のぶどうで造られる、辛口の白ワインの産地だ。
このA.O.C.のミュスカデの内、45%はシュール・リーで造られ、その表記が義務付けられていえる。
何が新時代なのかよくわからないが、メゾン・カステルはカステル社の最新ブランドなのだそうだ。
ややモスグリーンの麦藁色。
マスカット、青リンゴのフルーティーな香りに微かなミネラル香。
フルーティーな口当たりの中にも、シュール・リー特有の複層的で重厚な果実味、活き活きとした酸とミネラル。
これは魚介料理によく合う。
ロワールの美味しい白を楽しんだ、今夜のお家ワインでした。