4月中旬のウォーキング。
この雲を観て、魔法のランプから出てくるジーニーを思い出した。
そう言えば、『アラジン』実写版のジーニー役は、今年のアカデミー賞授賞式を騒がせたウィル・スミスだった。
ソメイヨシノの花が散ると、あっという間にハナミズキが満開となった。
ハナミズキ(花水木)はミズキ科サンシュユ属(ヤマボウシ属)の落葉高木。
原産地は、北米東部からメキシコ北東部。
日本で桜が国を代表する花であるように、米国では最も愛されている花。
花に見えるのは実は総苞片で、そのため開花期間が長い。
花色は、白、ピンク、赤。
白の花。
ほんのりピンクの花。
ピンクの花。
そして赤の花。
花言葉は、”永続性”、”返礼”、”私の想いを受けてください”、”華やかな恋”。
ウォーキングルートにある公園に八重桜を観に行った。
小さな公園だが、ここには10数本の八重桜が植えられている。
観に行くタイミングが遅く、既に若葉がかなり出ている。
それでも花の存在感は大きく、緑の若葉との共演も可愛い。
一輪、真っ白な花を見付けた。
白い八重桜の花は新鮮な美しさ。
この樹は花のぽっちゃり感が素晴らしく、花の密度も濃い。
チアリーダーのポンポンのようだ。
八重桜の花言葉は、”豊かな教養”、”善良な教育”、”理知に富んだ教育”、”理知”、”しとやか”。
初めて通る道をウォーキングしていると、気味の悪い枝垂れ桜を見付けた。
気味の悪いという表現は枝垂れ桜には似つかわしくないのだが、この樹を見ていると、何故か『101匹わんちゃん』のクルエラを思い出す。
枝垂れ桜の下には、モクレン。
このモクレンの花は写真で見るよりも色がとても濃く、凝固しかけた血のような色。
庭に枝垂れ桜と木蓮が咲いている家は雨戸が固く閉まり、人が住んでいないようだ。
何となく背筋が寒くなり、撮影後は足早に通り過ぎた。
今夜は、山梨県南巨摩郡の萬屋醸造店が醸す、春鶯囀 純米酒を飲むことにする。
萬屋醸造店は寛政二年(1790年)創業の老舗。
元々の銘柄名は”一力政宗”だったが、交流の深かった与謝野鉄幹・晶子夫妻が蔵を訪問し、晶子が「法隆寺など行く如し 甲斐の御酒 春鶯囀の醸さるゝ蔵」と詠んだことから、”春鶯囀”と改めたとのこと。
この酒は、全国燗酒コンテスト2021で金賞を受賞している。
香りは強くなく、吟醸酒を飲みなれていると物足りなく思ってしまう。
口に含むと、キリっと引き締まった飲み口。
米の旨みを持ちながら、飲み飽きしないキレの良い辛口。
これは確かにぬる燗で飲んで美味い酒だ。
使用米は、銘柄は不明だが山梨県産米。
精米歩合は63%。
久し振りに飲む春鶯囀を楽しんだ、今夜のお家日本酒でした。