4月上旬の休日のランチ。
池袋のお店で彼女と待ち合わせ。
向かった先は、東武スパイス・レストラン街。
それにしても池袋の地下は私にとってはラビリンス。
インフォメーションで聞いて、ようやくスパイスに上るエレベーターを見付けることができた。
ランチの予約をしているお店はここ。
スパニッシュの『BIKiNi medi』。
ここは日本におけるスペイン料理の第一人者、ジョセップ・バラオナ・ビニェス氏が監修する、スペインの地中海料理のお店。
人気店で、今日も満席。
予約したテーブルにつき、彼女の到着を待つ。
暇なので、壁に掛けられたタパス&ピンチョスの黒板を眺めて待つこと約10分、「遅れてごめんなさい」と彼女が颯爽と現れる。
それまで心の中でなかなか来ない彼女に不満が渦巻いていたが、彼女の姿を見た途端、あっという間に雲散霧消してしまう。
最初はカヴァをグラスで注文。
コドーニュ、クラシコ、ブリュット。
瓶内二次発酵で造られたブリュットが美味い。
ぶどうは、チャレッロ、マカベオ、パレリャーダ。
今日は一番良いランチコースを頼んでおいた。
季節のスープは、ガスパチョ。
「このガスパチョ、とても美味しいわ。ここ、良いお店ね」と彼女。
彼女はここが初めてなのだ。
ピンチョス5種の盛り合わせ。
左が、ティタイナ~マグロとパプリカ~。
右が、サクラエビとクリームチーズ、クレープ巻き。
シシトウとマッシュルーム。
左が、スパニッシュオムレツ。
右が、鶏のレバーパテ。
カヴァのグラスを飲み干すと、白ワインのボトルを抜栓。
スペイン、カタルーニャ州、タラゴナのデ・ムリェールが造る、シャルドネ、2020年。
デ・ムリェールは白ワインの著名な造り手で、そのワインはベスト・タラゴナと呼ばれている。
完熟したパイナップルやマンゴーの素晴らしいフルーツ香、そして強い樽香。
濃厚な果実味、トースト、バター、バニラのニュアンス。
カリフォルニアのブレッド&バターにも負けないボディだ。
ぶどうはシャルドネ100%で、オークのバリック(新樽100%)で熟成3ヶ月。
メインは肉料理と魚料理から選べる。
二人とも肉料理を選んだ。
魚料理は、サルスエラ、カタルーニャ地方の魚介の煮込みだった。
肉料理は、イベリコ豚の最高級部位プルマのプランチャ、シェリーソース。
テーブルに鍋敷きがセットされる。
パエリアは三種類から選ぶ。
彼女が選んだのは季節のパエリア、アロスネグロ(イカスミのパエリア)。
私は、魚介と鶏肉の”ミックス パエリア”。
もう一種類はフィデウアだが、二人ともフィデウアは好みではない。
彼女のイカスミのパエリアも味見。
どちらも美味い。
濃厚なシャルドネがパエリアによく合い、ボトルを飲み干してしまった。
池袋のスパニッシュ、『BIKiNi medi』で彼女と過ごす楽しいランチは続きます。