3月初旬のウォーキング。
東京ミッドタウン六本木のミッドタウンガーデンから見上げる空には、小麦粉が入った袋をぶちまけたような白い雲。
でも小麦粉は値上がりが続き、ぶちまけるどころではなくなってきた。
デュラムセモリナも値上がりすると思い、パスタの乾麺を10kg買った。
賞味期限は二年も先なので、買い増しておこう。
ソメイヨシノはまだ蕾が硬く閉じているが、東京の開花予想はウエザーニュースによると、もう9日後。
実際には11日後の20日に開花宣言が出された。
ガーデンには既に幾つも花が咲き始めている。
木陰で控えめに咲いているのは、ジンチョウゲ(沈丁花)。
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木で、原産地は中国。
雌雄異株だが、日本に生息する沈丁花は大部分が雄株で、雌株はほとんど無い。
赤い実が生るが、有毒なので要注意。
ミッドタウンガーデンの沈丁花の花付きが悪いので、別の場所で撮影した写真もアップ。
強い芳香を放ち、春の沈丁花は夏の梔子、秋の金木犀と合わせて三大香木と称されている。
花言葉は、”栄光”、”不死”、”不滅”、”歓楽”、”永遠”。
珍しい花を見付けた。
これは和紙や日本の紙幣の原料として有名なミツマタ(三椏)。
ジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉低木で、原産地は中国中西部・南部からヒマラヤ地方。
筒状の花が下向きに咲き、甘い芳香を放つ。
白い筒状の顎筒の先端は四つに分かれ、中は黄色。
花弁は無い。
花言葉は、”肉親の絆”、”意外な思い”。
マーガレットの花も咲いている。
キク科モクシュンギク属の半耐寒性低木で、原産地はスペイン領カナリア諸島。
和名はモクシュンギク(木春菊)。
ストロベリーホイップという種類だと思うが、咲いた時は赤で、徐々にピンク、白へと変色していく。
花言葉は、”真実の愛”、”恋占い”、”信頼”。
英語の花言葉は、”secret love”。
クリスマスローズも咲いている。
キンポウゲ科ヘレボルス属(クリスマスローズ属)の多年草で、原産地は中央ヨーロッパ。
クリスマスローズの花色は多種多様。
でも品種名は無い。
種で繁殖させるのだが、育った株がどのような花を咲かせるかは不明。
花色などの特性が固定されないため、品種名を付けることが出来ないのだ。
花言葉は、”労り”、”追憶”、”慰め”、”私の不安を和らげて”、”私を忘れないで”、”中傷”。
赤坂サカスのさくら坂では河津桜が満開となっている。
赤坂サカスには11種類、約100本の桜が植えられ、その先陣を切って咲くのがこの河津桜。
桜が咲くと、春を実感することが出来る。
河津桜の花言葉は、”思いを託します”、”淡白”、”純潔”、”優れた美人”、”精神美”。
3月中旬のウォーキング、住宅街で小さな桜の木を見付けた。
これも河津桜なのだろうか。
この時期で満開で葉も出ている。
この桜の木の根元を見て驚いた。
コンクリートの繋ぎ目から生えているのだ。
まさに石割桜、このまま順調に成長してもらいたいと思うが、大きくなればコンクリートの側溝を破壊してしまうかもしれない。
今夜は少し濃い赤を飲むことにした。
フランス、ラングドックの、モナスティエール、カベルネ・ソーヴィニヨン、2020年。
I.G.P.ペイドックのワインだ。
生産者はラングドックの生産者協同組合、ル・プロデュクトール・レウニ・ド・セバサン。
166の生産業者が加盟している。
ベルリン・ワイン・トロフィー2021年で金賞を受賞している。
アルコール度数は13.5%と、しっかり高め。
色合いは濃いガーネット。
プラム、カシス、ブルーベリー、ブラックチェリーの香り。
果実味は濃く、黒胡椒やリコリス、ピーマン、スミレ、そして黒い土のニュアンス。
思いのほか酸味があるので、洗練されたボディになっている。
ラングドックの濃くて旨いワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。