京橋のフレンチ、『レ・ロジェ ビストロ・ド・ロア』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
ここはフランスの国家最優秀職人賞を弱冠27歳で女性で初めて受賞したシェフ、アンドレ・ロジェの日本店。
飲んでいるシャンパーニュは、トリボー・シュルッセア、ブリュット、オリジン。
パンが二種届く。
ライ麦パンと米粉のパン。
今夜のプリフィックスコースのメニューから、最初の前菜は二人とも同じもの、パテ・ド・カンパーニュを選んだ。
このパテカンもパイ皮で包まれていないタイプ。
肉々しい食感が素晴らしく美味い。
第二の前菜は、お店のスペシャリティ。
フォアグラのロワイヤル、セップ茸とトリュフオイルのブイヨン。
ここに来たら、この料理を食べない訳にはいかない。
フォアグラのロワイヤルはとても濃厚。
セップ茸とトリュフの香りも素晴らしい。
「このロワイヤル、今まで食べた中で一番美味しい」と彼女の評価も高い。
シャンパーニュを快調に飲み続け、一本を飲み干してしまった。
二本目のボトルを抜栓。
ミュズレが可愛い。
前回来た時にひとつ持ち帰ったが、今夜もひとつもらうことにしよう。
メインは二人とも特選牛ハラミのステーキを選択。
この焼き色が食欲をそそる。
私はライ麦パンを追加。
肉料理用に、赤ワインをグラスで飲むことにする。
チリのボデガス・イ・ヴィニェドス・デ・アギーレ、クレアシオン、カベルネ・ソーヴィニヨン、セントラル・ヴァレー、2019年。
やはり牛肉にはカベルネ・ソーヴィニヨンが良く合う。
彼女は、本日のデセール。
何かのラズベリーソース、バニラアイスクリームのせ。
何なのか彼女に教えてもらったが忘れてしまった。
私のデセールは、濃厚ガトーショコラ。
濃厚なガトーショコラに生クリームはとても良く合って美味い。
いっぱいになったお腹を熱いコーヒーが癒してくれる。
人気店なのだが、蔓防発出の影響なのか、今夜の客は私達を入れて僅か三組。
今夜も楽しくシャンパーニュをいっぱい飲んでしまった。
満ち足りた思いで店をあとにする。
鍛冶橋通りに出て、外堀通りの八重洲に向かって散策。
冬は寒いが、イルミネーションが美しいので好きだ。
外堀通りにを右折し、東京駅に向かう。
「ここが東京ミッドタウン八重洲で、8月開業予定だよ」と私。
「ここも楽しみ。開業したらすぐに来ましょうね」と彼女。
もっと歩きたいのだが、京橋から東京駅までは歩いてもすぐに着いてしまう。
彼女と過ごす、京橋のフレンチでの楽しい夜でした。