2月中旬のこと、彼女と日本橋でお買い物。
向かったのは、日本橋三越本店の新館。
ここにはイータリーがあり、色々なイタリア食材を買うことが出来る。
そして美味しいジェラートも。
お買い物のあとは、早めのディナー。
三越新館の最上階には大好きなイタリアン、『代官山ASO チェレステ日本橋』があるが、クリスマスイヴのディナーを楽しんだばかりなので、今日は別のお店を選んだ。
ディナーのお店に移動する前に、富山県のアンテナショップに立ち寄り。
コロナ前の2019年秋に富山にベニズワイガニを食べに行った時は、事前にここのコンシェルジュに相談し、旅の計画を立てた。
ここには富山料理と富山の地酒を味わうことが出来るお店、『はま作』があり、一度食べに来たいと思っている。
日本橋を渡る。
日本橋北詰には、東京市の紋章を持つ獅子像。
上流側の北詰は吽形で、南詰は阿形。
麒麟像にもご挨拶。
陽が落ち始め、街灯に明かりが灯る。
日本橋の真ん中には、昔ここを走っていた都電の架線柱兼街灯のモニュメント。
空中のモニュメントをよく見ると、”道路元標地点”と書かれている。
この真下に立っていた本物の街灯は橋の北詰に移設されている。
これがその街灯。
オリジナルには”東京市道路元標”の文字。
このモニュメントの真下には、日本国道路元標。
日本の道路は全てここから距離が計測されている。
どんなものが埋め込まれているのかと言うと、これがそのレプリカ。
これも北詰の街灯の横に置かれている。
日本橋交差点の景色も大きく変わった。
以前は高層ビルと言えば、旧白木屋デパート(その後東急デパート)跡に出来た日本橋一丁目ビルディングだけだった。
ここには「COREDO日本橋」が入っている。
永代通りを挟んだ向かい側には、東京日本橋タワー。
一丁目側は三井不動産、二丁目側は住友不動産の開発物件だ。
右手に見えているビルは、「日本橋高島屋新館」が入居する、日本橋高島屋三井ビルディング。
中央通りをさらに進み八重洲通りを渡ると、ミュージアムタワー京橋(ブリヂストン本社)の前にでる。
ここにあるのは、アーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)。
印象派を始め、名画が揃う好きな美術館だ。
続いて、京橋エドグラン。
京橋の景色を一新させた大規模再開発だが、歴史的建造物の明治屋京橋ビルは保全された。
京橋エドグランの中庭にも美しいイルミネーション。
明治屋の反対側のウィングには、『トシ・ヨロイヅカ東京』。
他にも魅力的な飲食店が多数入店している。
鍛冶橋通りを渡り、「東京スクエアガーデン」に向かう。
今夜のお店は、『レ・ロジェ ビストロ・ド・ロア』。
ここは、フランスの人間国宝ともいえる国家最優秀職人賞(M.O.F.)を女性で初めて、しかも27歳の若さで受賞したアンドレ・ロジェ氏の日本店。
開店時間ちょっと前に入店。
「時間までお待ちください」という店が多い中で、温かく迎え入れてくれる姿勢が嬉しい。
私達のテーブルは、ボックス席、
テーブル上にセットされたナイフは、最初からラギオール。
席に着くと、早速シャンパーニュを抜栓。
今夜のシャンパーニュは、トリボー・シュルッセア、ブリュット、オリジン。
1929年創業の家族経営のメゾンだ。
シャンパーニュのお供のアミューズは、サラミ。
綺麗な泡立ち。
青リンゴ、グレープフルーツの爽やかな香り。
口に含むと、熟した洋梨、オレンジそしてハチミツやブリオッシュのニュアンス。
セパージュは、ピノ・ノワール40%、ピノ・ムニエ30%、シャルドネ30%。
京橋のフレンチ、『レ・ロジェ ビストロ・ド・ロア』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。