2月中旬のある平日、彼女から半休を取るので遅めのランチに丸の内の『エスプリ・ド・タイユヴァン』に行きたいとリクエスト。
平日のランチは予約が出来ないのだが、常連客で遅めの時間なので、予約OK。
大手町から「丸の内テラス」があるみずほ丸の内タワーに向かう。
丸の内と名が付いているが、最寄り駅は大手町。
予約時間より早く着いたので、丸の内仲通りに出てみる。
13時を過ぎたばかりだが、通りに人影はほとんど無い。
「丸の内テラス」の店は全店路面店でテラス席があるが、寒い冬にテラスで食事をする客はいない。
9Fの『ジ・アッパー』だけは路面店ではないが、ちゃんとテラス席がある。
今日のランチのお店はここ、『エスプリ・ド・タイユヴァン』。
待ち合わせ時間が近付いたので、中に入ることにする。
『エスプリ・ド・タイユヴァン』はパリの名店、『タイユヴァン』の料理を気軽に味わうことが出来るお店。
まあ気軽と言っても『タイユヴァン』の料理とワインなので、カジュアルな店構えだがランチでも二人で諭吉二枚くらいはかかってしまう。
まずはウォークインセラーで今日のワインを選ぶ。
ここには『タイユヴァン』が厳選したフランス・ワインが約450種類保管されている。
右側がブルゴーニュ、左側がボルドー。
そして突き当りの特別セラーの中には、ブルゴーニュとボルドーの銘醸ワインが並ぶ。
ここのワインにはとても手が出ないので、手前のブルゴーニュの棚から好きな造り手の良い赤を選ぶ。
ワインを選び終えると、予約しておいた何時ものカウンター席で彼女を待つ。
彼女が到着し、料理を選ぶことにする。
これは、平日のランチメニュー。
ゆっくりワインを楽しみたいので、ランチメニューはスキップ。
そしてこちらはスペシャル・メニュー。
前回はブフ・ブルギニヨンを食べたので、今日は二人とも鹿もも肉のロティを食べることにする。
これだけでは寂しいので、お店特製のサラダとデセールを追加で注文する。
前回のブフ・ブルギニヨンの記事はこちら。
赤はボトルで選んでいるので、その前に飲む今日のお薦めのグラスワインを見せてもらう。
最初はオニオングラタンスープ。
熱々のスープが身体に沁みる。
たっぷりのチーズとバゲットが入っているので、食べ応えがある。
選んだワインは、スパークリング。
南アフリカのレオパーズ・リープ、キュヴェ・ブリュット。
南アの優良生産者、レオパーズ・リープとエノテカが共同で作り上げたスパークリング・ワイン。
何度か飲んでいるが、素晴らしい香りと果実味を持つ上質のスパークリングだ。
セパージュは、シャルドネ80%、シュナン・ブラン20%。
バゲットとバターも届く。
サラダ・ペリグルディーヌ、鴨の冷燻と砂肝のコンフィ添え。
自宅ではなかなかこれだけの種類の野菜を摂ることはできない。
カレーと山椒と粒マスタードのドレッシングもとても美味い。
丸の内の素敵なフレンチ、『エスプリ・ド・タイユヴァン』で彼女と過ごす楽しい午後は続きます。