浅草でちぃさんと過ごす楽しい夜の続き。
『阿吽ノ和牛』でたっぷり食べていっぱい飲んで外に出ると、目の前には美しく輝くスカイツリー。
これは鬼滅の刃とのコラボライティングなのだろうか。
調べてみると、煉獄杏寿郎のライトアップに似ている。
浅草に来たら『神谷バー』に寄らずに帰る訳にはいかないので、道を渡って向かう。
ところが満席で、皆さん大きな声で盛り上がっている。
これは危険と店を出て、街を散策することに。
夕方ほどではないが、夜になっても人出は多い。
オレンジ通りまで来ると、人通りはほとんどなくなった。
雷門通りの向かい側には『平城苑』。
ここには何度か来たことがある。
さらに歩を進めると、『鳥良商店』。
色々なところで見かけるが、入店したことは無い。
浅草にも『メヒコ』があるとは知らなかった。
でも『メヒコ』に行くならフラミンゴを観たいので、何時かは守谷店に行きたいと思う。
ホッピー横丁は若者で賑わっている。
やはりこの環境は避けたい。
「まるごとにっぽん」の前にはクリスマスツリー。
最終的に向かったのは、すしや通りにあるお気に入りの蕎麦屋、『十和田』。
外食自粛のため、ここを訪れるのは昨年の11月以来一年振り。
その時の記事はこちら。
実はこの一年半の間に緊急事態宣言発出のため、ここの予約を何回かキャンセルしたことがある。
キャンセルの電話をした時、女将さんの声が涙声になっていたことが辛かった。
テーブルもがら空きだったが、カウンター席を選ぶ。
ここでは目の前で天麩羅を揚げてもらえるのだ。
このお店の箸袋が粋だ。
まずは日本酒を選ぶ。
私の酒は、宮城県石巻市の平孝酒造が醸す、日高見 超辛口 純米酒。
超辛口と謳うだけあり、日本酒度は+11。
使用米はひとめぼれ、精米歩合は60%。
ちぃさんの酒は、岩手県二戸市の南部美人が醸す、南部美人 純米吟醸。
南部美人を代表する酒だ。
使用米は麹米がぎんおとめ他、掛米が美山錦他で、精米歩合は麹米が50%、掛米が55%。
溢れるまで酒が注がれたグラスで乾杯。
天麩羅はお任せで揚げてもらった。
何故かレンコンの写真だけ撮っている。
揚げたての天麩羅は美味い。
『阿吽ノ和牛』で結構飲んできているので、〆の日本酒は一杯だけにしようと話し合っていたが、そんなことは忘却の彼方。
ちぃさんの二杯目の酒は、青森県青森市の西田酒造が醸す、喜久泉 吟冠 吟醸酒。
西田酒造は田酒で有名な酒蔵。
使用米は華吹雪、精米歩合は55%。
私の二杯目の酒は、山形県酒田市の菊勇が醸す、菊勇 純米酒 出羽の里 三十六人衆。
使用米は山形県産出羽の里、精米歩合は65%。
まずは口で迎えに行き、一口啜る。
今夜の酒は、宮城、岩手、青森、山形と東北の酒尽くしとなった。
〆の日本酒は美味いが、酔いが回る。
すっかり出来上がって『十和田』をあとにする。
仲見世は既にシャッターが下り、帰りを急ぐ人がちらほら。
ちぃさんと過ごす、楽しく飲み過ぎた浅草の夜でした。