11月末のこと、彼女と久し振りに銀座でお買い物。
銀座の地下を行き交う人の数は、コロナ前と較べるとまだまだ少ない。
でも年末が近づき、ショッピング需要は着実に盛り上がっているようだ。
入場制限のせいではあるが、ルイ・ヴィトンの前には入場待ちの長い列。
ショッピングを終えると、何時ものフレンチでディナーを楽しむことに。
「マロニエゲート銀座1」にはクリスマスの飾りつけ。
エレベーターホールも華やいだ雰囲気。
やはりクリスマスツリーを見るとうきうきした気分になる。
予約しているお店は、『ブラッスリー ポール・ボキューズ銀座』。
ここでは毎年10数回は食事をしているが、今年は長く続いた緊急事態宣言のため、やっと二度目の訪問。
開店時間の少し前に入店したので、広い店内はがらんとしている。
でもテーブルのセッティングを見ると、多くの予約が入っているようだ。
事実、一時間後にはほとんど満席となってしまった。
テーブル上には何時ものセッティング。
テーブルの真ん中にはアクリル板のパーテーションが置かれていたが、取り外してもらった。
窓の外には、有楽町丸井と東京交通会館。
定番のスパークリングワインで乾杯。
ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ミレジム2017年。
抜栓したばかりのクレマンは素晴らしい泡立ち。
何度飲んでもヴーヴ・アンバルのミレジムは美味い。
バゲットが届く。
フランスで作られた生地を冷凍で輸入し、ここで焼かれている。
アミューズは『ポール・ボキューズ』のスペシャリティ、フレッシュサーモンのマリネ、ディル風味。
フレッシュサーモンはノルウェー産。
ソースはE.V.オリーブオイルとディル。
シトロンクリームがサーモンに良く合う。
前菜に合わせる白は、初めて飲む素晴らしいワイン。
ドメーヌ・ド・ヴィレーヌ、ブーズロン、2017年。
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティの共同経営者、オベール・ド・ヴィレーヌ氏のドメーヌで、本拠地はコート・シャロネーズの北端、ブーズロン村。
ブーズロンで氏が育てるアリゴテは”金のアリゴテ”と呼ばれ、この地のアリゴテの素晴らしさを世界に知らしめることとなった。
柑橘や青リンゴの香り。
口に含むと熟した洋梨やイーストのニュアンス、綺麗な酸と豊かなミネラル。
余韻も長い。
確かにこれはアリゴテを超えるアリゴテだ。
セパージュはアリゴテ100%で、ぶどう栽培はビオロジック。
彼女と過ごす何時ものフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ銀座』での楽しい夜は続きます。