大手町のフレンチ、『グラン・メゾン オレノ』でちぃさんと過ごす素敵な夜の続き。
榾木にびっしりと生えた椎茸が届く。
次の料理に使う椎茸を選んで摘み取って下さいとのこと。
以前は別荘で榾木に椎茸の菌を植え付け、大きな椎茸を収穫していた。
それに較べるとこの椎茸はとても小さいが、種類が違うのだろうか。
アミューズは、トリュフパイの実。
まず説明を読んでくださいとのこと。
”「黒トリュフ」と「発酵舞茸」の香りと旨味が凝縮したペーストを、「パイ」に詰めてサックリと焼き上げました。食前酒などと共に、「至福」のひと口をお楽しみ下さい♪”。
蓋を開けると、まるで箱庭のような中にトリュフパイの実。
ひとつ摘まんで皿に載せる。
黒トリュフの香り。
口に含むとサクサクの食感が心地良い。
飲んでいるシャンパーニュは、ザビエ・ルイ・ヴィトン、シャンパーニュ、ブジー、グラン・クリュ、ブリュット。
モンターニュ・ド・ランス地区を代表するピノ・ノワールの名産地、ブジー村のグラン・クリュは素晴らしく美味い。
アペロで日本酒を二杯飲んできていることもあり、美味しいシャンパーニュでテンション高め。
ちぃさんが持つとシャンパーニュ・グラスのステムがとても長いことが良く分かる。
私も気分よく撮影に応じる。
後ろに見えている絵は全てベルナール・ビュフェ。
田舎の絵から都会の絵まで、ひとつのストーリーに沿って展示されている。
”俺の”の焼き印入りのパン・ド・ミーが届く。
このパン・ド・ミー、しっとりもちもちでとても美味い。
料理にはそれぞれ標題が付けられている。
~歓喜~ オマール海老のコンソメ ”トマトのムース カクテル仕立て”
オマール海老のコンソメの上には、生うに。
そして一番下にはトマトのムース。
インストラクションに従い、よく混ぜて食べる。
オマール海老の素晴らしい旨みが口の中に広がる。
ステージでピアノ演奏が始まる。
今日のピアニストは、浅川太平氏。
ジャズピアニストで、作曲も手掛けられている。
スクリーンにはオードリー・ヘップバーン。
彼女の代表作の一つ、「昼下がりの情事」のなかのセリフが紹介される。
”お魚には白ワインを、
お肉には赤ワインを、
恋にはシャンパーニュを”
ザビエ・ルイ・ヴィトンのブジー、グラン・クリュが一層美味しくなる。
スクリーンの右下の男性は、長谷川支配人。
先程摘み取った椎茸が料理になって戻ってきた。
~原点~ キノコのソテー ”秋の収穫祭”
椎茸とトランペット茸のソテー。
ソースヴァンブランにはポルチーニのパウダー。
料理に良く合いシャンパーニュが進み、ボトルを空けてしまった。
二本目のシャンパーニュを抜栓する。
スクリーンでは神木シェフの紹介。
~無限~ 海の幸の一皿 ”UMAMIのオーシャン”
白子のソテーは濃厚な旨み。
渋皮を付けたままの栗。
渋皮煮は好きだが、この栗も驚きの美味しさ。
大手町のフレンチ、『グラン・メゾン オレノ』でちぃさんと過ごす素敵な夜は続きます。