ハロウィンは馴染みのフレンチで、レストランひらまつ レゼルヴ、西麻布 3 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

西麻布の一軒家フレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』で彼女と過ごす楽しいハロウィン・ランチの続き。

 

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肉料理は、”魔女の使い魔”。

シャラン産鴨胸肉、ソースグランヴヌール。


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飲んでいるワインは、ドメーヌ・フェヴレ、ジュヴレ・シャンベルタン、ヴィエイユ・ヴィーニュ、2015年。

Good yearの2015年は流石に美味い。

この写真はボトルを飲み干した後、パニエから取り出して撮影したもの。

 

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肉料理に合わせ、バゲットをお代わり。

このバゲット、本当に美味しくなった。

 

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鴨は胸肉に加え、ヒレ肉と骨も。

濃厚なソースが鴨肉を上手く引き立てている。

グラン・ヴヌールとは王侯貴族に仕える狩猟頭のこと。

元々は鹿肉に合わせるソースだが、血の香りがする鴨料理にも良く合う。

 

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付け合わせは、牛蒡の赤ワイン・カシス煮。

 

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笠間の栗はとても大きく甘い。

焼き目が付いているのは白麗茸。

 

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骨に付いている身が美味い。

綺麗に削ぎ落していただく。

 

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テーブルに置かれた笠間の栗の殻が取り除かれる。

何事かと思っていると、運ばれてきたのは大きなデセールのプレート、”魔女のおもてなし”。

プレートの大きさは60cmx40cmほどもある。

シェフとパティシエが協力して作られたそうだ。

 

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「この二つのグラスとプレート以外は全て食べられます」とのこと。

まずは赤い果実のジェラートとカスタードクリームの目玉おやじをいただく。

 

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安納芋のタルト、顔付のマカロンが二種と蜘蛛の巣のマカロン、そしてティラミスとアップルパイ。

フルコース料理を食べた後にこのデセール、観ているだけでお腹がいっぱいになる。

 

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チョコレートのタルトは蜘蛛付き。

 

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ティラミスの上には、猫と棺桶と墓石のクッキー。

切られた指のクッキーにはカシスソース。

 

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安納芋のタルトが可愛く美味しい。

 

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指のクッキーにカシスのソースを付けて食べる。

「ね、これって結構リアルだよね」と私。

「気持ち悪いから早く食べちゃってよ」と彼女。

 

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楽しくはしゃぎながら完食。

あとでお会いした内木場シェフ曰く、「完食されたのですか。あのヴォリュームなので無理だと思っていました」とのこと。

 

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デセールのあとは、ダブルエスプレッソで一息。

この写真は二杯目。

 

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ゆっくり食事をしていたので、サンルームに残っているのは私達だけとなった。

他のお客さんは普通のランチコースだったので、早く食べ終わられたようだ。

 

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お腹がいっぱいで苦しいので、部屋の中を歩きながら飾り付けを鑑賞。

 

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坂元支配人以下、内木場料理長や田中ソムリエールやスタッフ全員でアイデアを出し合いながら飾り付けをされたのだそうだ。

 

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このストウブの鍋は厨房から借り出されたのだろう。

このスカル、年に一度の出番を迎え、気分良く笑っているようだ。

 

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気が付くと、そこかしこに蜘蛛が居る。

昨年はハロウィンのパーティーは取り止めとなり、今年も個別のランチ形式となったが、来年はディナーパーティーが開催されることを祈りたい。

 

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二階のレセプションフロアーに下りると、坂元支配人と内木場料理長が見送りに待っていてくれた。

シェフと今日の料理について色々お話しするのが楽しい。

お二人と一緒に一階のエントランスに下る。

お忙しい中、私達が角を曲がって見えなくなるまで見送りをしてくれるのがありがたい。

 

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少し歩いたところで、「ねえ、靴を履き替えたいから肩を貸して」と彼女。

お腹がいっぱいなので歩きたいとのこと。

ハイヒールをスニーカーに履き替える。

まず向かったのは「東京ミッドタウン六本木」。

 

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芝生広場では親子連れが午後の日差しを楽しんでいる。

 

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赤坂まで歩いてきた。

裏通りには『砂場』。

久し振りに美味い蕎麦を食べたくなった。

 

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とうとう霞が関まで来てしまった。

「少しお腹も楽になったわ」とのことなので、ここからメトロに乗って帰途に就くことにする。

彼女と過ごす、ハロウィン・ランチの楽しい午後でした。