ある日のお昼過ぎ、六本木で茶目子さんと待ち合わせ。
長く続いた外食自粛により、茶目子さんにお会いするのは実に10ヶ月ぶり。
二人で向かったのは、牛丼の『松屋』。
牛丼屋さんに入ったことが無い私のために、茶目子さんが”牛丼デヴュー”を企画してくれたのだ。
茶目子さんとしては『吉野家』を私のデヴューのお店にしたかったのだが、六本木には4丁目に『松屋』と5丁目に『すき家』しか無いのだ。
茶目子さん曰く、同じ『松屋』でも六本木店は内装もお洒落とのこと。
面白いのは、食券の番号がこのモニターに掲示されること。
番号が呼ばれればカウンターに取りに行くシステムで、まるで病院で支払いを待っているような気分。
食券を買う時に学んだのは、『松屋』では牛丼と言わず、牛めしと言うこと。
私が選んだのは、牛めし並+豚汁+半熟卵のセットメニュー。
モニターに214番が表示されれば、出来上がり。
薬味は色々揃っている。
この左側に紅生姜が入った大きな容器が置かれている。
私の牛めしセットが出来上がった。
待ち時間は実に短い。
牛めしに半熟卵とたっぷりの紅しょうがを乗せ、七味唐辛子を振り掛ける。
これは想像した通りの味で美味い。
驚きはこの豚汁。
器が牛めしの丼と変わらぬ大きさ。
豚汁にも七味唐辛子をたっぷり。
量が多くて美味しいのは嬉しいが、味が濃くて今日の塩分摂取量が気になるところ。
美味しくお腹がいっぱいになった、牛めし(牛丼)デヴューでした。
『松屋』を出ると、今度は私が茶目子さんをご案内し、食後のビールを飲みに行くことにする。
向かったのは、直ぐ近くの「東京ミッドタウン六本木」のキャノピー・スクエア。
食後のビールを飲むお店は、『RIO BREWING & CO. BISTRO & GARDEN』。
美味いベルギービアを飲むことが出来るお店だ。
店に入ると、ずらりと並ぶビールのタップに目を奪われる。
遅めのランチをとる人でテーブルの半分ほどが埋まっている。
幾つかのテーブルでは、このお店の名物メニューのシカゴピザを食べている。
厨房はまだまだ忙しそうだ。
私達の注文が入ったので、ずらりと並んだタップからグラスに生ビールが注がれ始める。
冷えた生ビールで乾杯。
茶目子さんが選んだのは、デリリウム・トレメンス。
ピンクの像が可愛いビールだが、騙されてはならない。
アルコール度数は8.5%もあり、飲み過ぎるとピンクの像の幻覚を見るのだそうだ。
今日のタップのメニューには、こんな名刺大の説明書きが付けられている。
そして私のビールは、ラ・ギロチン。
フランス革命200年を祝って造られたビール。
それにしても、革命を祝うのにギロチンとは。
アルコール度数は9%と高く、要注意。
サクッと飲んだ後は、「東京ミッドタウン六本木」を出て「六本木ヒルズ」に向かう。
ドンペリのポスターのレディ・ガガと目が合ってしまった。
エスカレーターで66プラザに上る。
目の前には森タワー。
ママンは今日も元気だ。
花壇に咲き乱れているのは、ペンタス。
あまり時間が無いので、足早に66プラザを通り過ぎ、目的の場所に向かう。
茶目子さんと過ごす六本木の楽しい午後は続きます。