上野広小路の一軒家イタリアン、『アルヴィーノ』でちぃさんと過ごす楽しい夜の続き。
泡はイタリアのラルス・スプマンテ、白はスペインのモンテ・ジャーノを飲んだ後は、パテに合わせて赤ワインを注文。
イタリアのカヴィロがトスカーナ州で造る、ロミオ、キャンティ、2018年。
ブラックベリー、カシス、プルーンの黒果実の香り。
果実味、タンニンのバランスの良いミディアム・ボディ。
樽やスミレのニュアンスも心地よい。
ぶどうは、サンジョヴェーゼ100%。
ジビエのパテ・ド・カンパーニュ。
本来は肉のミンチをパイ皮で包んで焼く料理だが、最近はパイ皮を使わないものもパテ・ド・カンパーニュと呼ばれている。
二つに切り分け、二人に取り分ける。
この厚みが嬉しい。
『パパン』のパテも美味いが、『アルヴィーノ』も負けていない。
この後にサーロイン・ステーキを食べようと思っていたが、お腹がいっぱいになってきたので〆の炭水化物に変更。
〆に合わせ、再度白ワインを飲むことにする。
イタリアのボッラがヴェネト州で造る、ソアヴェ、クラッシコ、2019年。
ライム、青リンゴの爽やかな香り。
フルーティーな果実味に、酸味、微かな苦みが心地良い。
若い頃はソアヴェばかり飲んでいた時期があった。
ぶどうは、ガルガーネガ、トレッビアーノ・ディ・ソアヴェ。
〆は、16雑穀米のチーズリゾット。
何時もはパスタを食べているので、偶にはリゾットにしたいとちぃさんが選んだ。
二人に取り分けてもたっぷりの量。
十六穀米の弾力ある歯応えが素晴らしく、たっぷりのチーズが美味い。
お腹はいっぱいでも完食。
時短営業のため閉店時間が近付いたので、ドルチェは省略して店をあとにする。
スタッフが私たちが角を曲がるまで店の前に立って見送ってくれる。
「この通りって、焼肉屋さんばかりね」とちぃさん。
そう言われて通りを見回すと、前にも後ろにも焼肉屋さんが並んでいる。
こんなラーメン屋さんを見付けた。
「次回はここで〆ラーかしら」とちぃさん。
中央通りに出ると、『アルヴィーノ』でドルチェを食べなかったのでアイスクリームを食べたくなった。
コンビニに寄り、アイスクリームを購入。
上野公園のベンチかどこかで食べようと思ったが、路上飲みを防ぐために座れる場所は全て封鎖されている。
仕方がないので、立ち食いをすることに。
アイスクリームを食べ終えると、帰途に就く。
ちぃさんと過ごす、ゴッホ展鑑賞とイタリアン・ディナーの充実した上野の午後と夜でした。