10月初旬のウォーキング。
この雲は、立ち上がって吠える白熊に見えないだろうか。
強炭酸水のコマーシャルのようだ。
生垣に綺麗な花が咲いているのを見付けた。
キョウチクトウ科チリソケイ属の(マンデビラ属)のマンデビラ。
中央アメリカからアルゼンチンを原産地とする、蔓性の熱帯植物だ。
花色は、赤、ピンク、白。
元々はピンクが主流だったが、品種改良が進み、花色が増えたのだそうだ。
このお宅の方はこの三色のマンデビラを植えられているとは、この植物がお好きなようだ。
花言葉は、”固い友情”、”情熱”、”危険な恋”。
花茎に小さな花を付けた植物を見付けた。
これはタデ科イヌタデ属の一年草、イヌタデ(犬蓼)、別名アカマンマ。
食べることが出来ない蓼=役に立たない蓼ということで、”否ぬ蓼”と呼ばれ、それが変化して”犬蓼”となった。
犬が役に立たないという意味ではない。
原産は東アジア、日本。
アカマンマは、花や実が赤い粒々なので、それを赤飯に見立てて名付けられた。
アカマンマは秋の季語でもある。
花言葉は、”あなたのお役に立ちたい”、”あなたの力になりたい”。
役に立たないと名付けられた花の花言葉としては、とても切ない。
キク科ムギワラギク属(ヘリクリサム属)の一年草、ムギワラギク。
オーストラリア原産で、現地では常緑小低木だが、寒さと高温多湿に弱いことから、日本では一年草として扱われている。
花色は様々だが、ここには白と濃いピンクの花が咲いている。
ムギワラギクの名前は、花弁が乾燥していて麦藁のようだということから付けられている。
このため、乾燥させても形状も色合いも変わらないのでドライフラワー用に人気がある。
花言葉は、”永遠の思い出”、”いつまでも続く喜び”。
花言葉もまさにドライフラワーのイメージだ。
住宅街の中をウォーキングしていると、大きなヘチマ(糸瓜)の実を見付けた。
ウリ科ヘチマ属の一年草で、インド原産。
本来の名前は、果実から繊維が取れることから、イトウリ(糸瓜)。
糸瓜と書いてヘチマと読むので紛らわしい。
もう一本大きなヘチマの実。
長さは80cmほどもある。
実家でもヘチマをグリーンカーテンとして植えていたので、ヘチマの実を身体を洗うのに使っていた。
ヘチマの名前の由来が面白い。
イトウリが縮まってトウリ(と瓜)となり、”と”がいろは歌で”へ”と”ち”の間にあることから、へちまとなったと言われている。
花言葉は、”悠々自適”、”剽軽(ひょうきん)な”。
今週のベランダ菜園の鷹の爪の収穫は、144本。
今はもう気温が低くなっているので、夏の収穫に較べると実は小振り。
今までの収穫本数が916本だったので、これで二株の鷹の爪からの収穫は1,060本となった。
今夜はモルドバのワインを抜栓。
以前、同じ作り手のカベルネ・ソーヴィニヨンで造られた白ワインを飲んだので、今度は赤も飲んでみることにした。
珍しいカベルネの白ワインの記事はこちら。
ラダチーニ・ワインズが造る、カベルネ・ソーヴィニヨン。
ラダチーニは1998年創業の新しいワイナリーだが、所有する畑は1,000haに及び、自社畑のぶどうを用いたワイン造りを行っている。
2020年にはモルドバ政府等により、モルドバ・ベスト・ワイナリーに選出されている。
色合いは濃いガーネット。
カシスやプルーンなどの黒果実の香り。
最初は液温が低かったので果実味が薄くタンニンをストレートに感じたが、温度が上がるにつれてブラックベリーやスミレなどのニュアンスが現れ、タンニンも円やかになってきた。
料理に合わせやすいミディアム・ボディだ。
アルコール度数は13%と丁度良い。
モルドバの良質のカベルネ・ソーヴィニヨンを楽しんだ今夜のお家ワインでした。