9月中旬のウォーキング。
9月になってもすっきり晴れる日は少ない。
随分涼しくなり、雨さえ降らなければウォーキングが楽しい気候だ。
いつの間にかキンモクセイ(金木犀)が満開となり、ウォーキングの小路が甘い香りに満ちている。
モクセイ科モクセイ属の常緑小高木で、原産地は中国。
キンモクセイの花は食用にもなり、中国では砂糖漬けにしたり、リキュールにしたりされている。
花言葉は、”謙虚”、”気高い人”、”真実”、”陶酔”、”誘惑”。
この時期に黄色い花で目を楽しませてくれるのは、キク科ユリオプス属の常緑低木、マーガレットコスモス。
原産地は南アフリカ。
花期は春から晩秋までと長く、暑さに強いので人気があるようだ。
最近よく見掛けるようになった。
花言葉は、”真実の愛”、”心に秘めた愛”。
ウォーキングの途中、ふと見るとヒガンバナ(彼岸花)が満開となっている。
あっという間に土から花茎が伸び花が咲くので、何時も驚かされる。
ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で、別名はマンジュシャゲ(曼殊沙華)。
原産地は中国。
秋の彼岸の頃に咲くので彼岸花の名が付いたという説と、強い毒性を持つのでこれを食べると”彼岸=死”しかないという説がある。
白いヒガンバナも綺麗だ。
中国では石蒜と言うようだ。
石の間から花茎を伸ばす大蒜(ニンニク)に似ていることからの命名。
韓国ではコンムルッと呼ばれ、”コッ”=”花”と”ムルッ”=”野蒜または群れ”の組み合わせで、野蒜のように咲く花、または群れて咲く花といったような意味だと思う。
別名で、相思花(サンサファ)とも呼ばれる。
本来は夏水仙の呼び名のようだが、どちらも花葉不相見=花も葉もお互いを見ることが無いので、花は葉を想い葉は花を想う、相思花なのだ。
黄色いヒガンバナは珍しく、滅多に見ることが無い。
花言葉は、”情熱”、”悲しい思い出”、”思うはあなた一人”。
色別にも花言葉があり、赤は”情熱”、”諦め”、”独立”、白は”また会う日まで”、”思うはあなた一人”、黄は”追想”。
住宅街の中をウォーキングしていて、紫の美しい花を見付けた。
キツネノマゴ科ルイラソウ属の多年草、ヤナギバルイラソウ。
原産地は、メキシコ・南アメリカ。
花弁は5弁で、絞りのような細かい皴があるのが特徴。
とても丈夫な植物で関東の気候でもよく繁殖するが、冬には地上部は枯れ、春にまた芽吹く。
花言葉は、”正直”、”勇気と力”、”愛らしさ”、”魅惑”。
今夜は南仏の白ワインを抜栓。
カステル社が造る、レゾルム・ド・カンブラス、ソーヴィニヨン・ブラン、キュヴェ・レゼルヴ、2019年。
ジルベール&ガイヤール、インターナショナル・チャレンジ、2020で金賞を受賞している。
ワインコンクールには信用できないものも多く、金賞の比率が異様に高かったり、中国のコンクールにはワインを送ると金賞シールの価格表が送られてくるものもあるそうだ。
その点、フランスのワインガイド誌、「ジルベール&ガイヤール」が実施するコンクールは信頼性が高い。
ボトルNo.が入っている。
何本造られているか知らないが、このボトルは26,266本目の瓶詰。
南仏のソーヴィニヨン・ブランとは珍しい。
どんな味なのか不安と期待が入り混じる。
色合いはライムがかったレモン色。
ファーストアタックに果実の甘みはなく、フレッシュで爽やかな果実味にグレープフルーツの苦みが続く。
酸味も充分にある綺麗な辛口だ。
液温が上がると流石に甘みが出るので、強めに冷やして飲めばとても美味い。
南仏の爽やかなソーヴィニヨン・ブランを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。