ちょっと以前のこと、御徒町でちぃさんと待ち合わせ。
向かったお店は、羊料理専門の中華料理店、『羊香味坊(ヤンシャンアジボウ)』。
羊肉専門の中華料理屋さんだ。
ここには一年余り前、茶目子さんの企画で、茶目子さん、ちぃさん、私の三人で訪れている。
その時の記事はこちら。
まずは生ビールで乾杯。
サッポロ黒の樽生。
最初の一杯はビールが美味い。
グランドメニューもあるが、本日のお薦め料理は黒板に書かれている。
そして壁にも張り出されている。
前回来た時とはお薦めメニューがだいぶ替わっている。
老虎菜(青唐辛子とパクチーのきゅうりのサラダ)。
「とても辛いですか」と聞くと、「青唐辛子を食べなければ大丈夫」とのこと。
青唐辛子を避けて食べると、とても美味い。
試しに青唐辛子を食べてみる。
あれ、それほど辛くないと思ったが、しばらく間をおいて口の中が火事に。
急いでビールで鎮火する。
ビールを飲み干すとワインを選ぶ。
冷蔵庫から好きなワインを自分で持ってくるというシステム。
羊肉専門の中華料理屋さんでありながら、ワインは全て自然派ワインというのは驚き。
白ワインをテーブルに持ち帰り、ちぃさんと乾杯。
グラスは紹興酒用だと思われる。
見たことも飲んだこともないワインばかり並んでいるので、ジャケットで即決した。
謳い踊りながらぶどうを踏みつぶしている。
Le Temps des Gitansとは、ジプシーの時(または時代)と訳せばよいのだろうか。
フランス、ラングドック・ルーションのマス・ド・ジャニーニが造る、ル・タン・デ・ジタン、ブラン、2020年。
マス・ド・ジャニーニは4世代にわたってワインを造り続ける家族経営のワイナリーで、ぶどう栽培はビオロジック。
オーガニックワインであることを証明するユーロリーフが付いている。
淡い麦藁色。
レモンやグレープフルーツなどの柑橘系の爽やかな香り。
果実味と活き活きとした酸のバランスが良く、後味に感じる柑橘の軽い苦みも心地よい。
アルコール度数は13%としっかり目。
セパージュは、ソーヴィニヨン・ブラン60%、ヴェルメンティーノ20%、グルナッシュ・ブラン20%。
口水羊(よだれラム)は私のお気に入り。
辣油たっぷりのソースが羊肉に良く合って美味しく、パクチーもピーナッツも好い働きをしている。
見た目ほど辛くないので、私でも大丈夫。
ちぃさんと過ごす、御徒町の『羊香味坊』での楽しい夕べは続きます。