ちょっと野暮用があって、日本橋へ。
用事を済ませると、外出自粛が続く中での久し振りの日本橋なので、少し散策することにする。
まず向かったのは日本橋三越本店新館。
地下一階の「イータリー」をチェック。
チーズもサラミ・生ハムも美味しそう。
ワインはドンナフガータが出品されているのが目新しい。
中央通りの舗道には綺麗な花が咲き乱れている。
これはサルビア。
サルビアの花を見ると、”サルビアの花”の歌詞が頭に浮かぶ。
”いつもいつも思ってた
サルビアの花を
あなたの部屋の中に投げ入れたくて
そして君のベッドに
サルビアの紅い花 敷つめて
ボクはキミを抱きしめていようと
なのになのにどうして
他の人のところへ・・・”
青春のほろ苦い思い出。
三越を出ると、日本橋を渡る。
ここに来たら、麒麟像にご挨拶。
首都高の地中化が決まり、麒麟像に青空が戻ることになったのは嬉しい。
でも、完成は2040年。
是非完成後の美しい景観を観たいものだが、その時まで生きていることができるかどうか微妙だ。
日本橋を渡り、中央通りから永代通りを右折して向かったのは、呉服橋交差点の向こう側に新築されたこのビル。
常盤橋タワーは、6月30日に竣工したばかり。
実はこのビルは、私が大学卒業後、約30年間通った本社ビルの跡地に建設された再開発ビルなのだ。
本社は丸の内の高層ビルに移転している。
常盤橋地区の広大な敷地にあるビル群を解体し、常盤橋タワーと、日本最高層のトウキョウ トーチを建設する一大プロジェクト。
常盤橋タワーには、「トウキョウ トーチ テラス」が併設されている。
「トウキョウ トーチ テラス」のお店も禁酒法が解除されたら訪問しようと思う。
常盤橋タワーとトウキョウ トーチ(今はまだ日本ビル他)の間には大きなオープンスペース。
ここは意図して作られたスペースではなく、私の記憶が正しければこの地下深くには都市防災の貯水曹があり、再開発できないはず。
このオープンスペースを上手く利用し、路面店は広いテラス席を設けることが出来ている。
常盤橋側には、小さな公園。
再開発前もここは公園だったが、随分綺麗に整備され、錦鯉が泳ぐ池が作られている。
新潟県小千谷市とのコラボで運営されている池だそうで、小千谷市特産の錦鯉に因んだ催しも行われるようだ。
滝も作られ、池に流れ込む清流が涼を誘う。
東京トーチの建設予定地には、東京駅周辺の再開発計画を示す地図。
丸の内側は見違えるように綺麗になった。
八重洲側も外堀通りの西側は再開発が進んでいるが、東側は大規模開発の真っ最中。
トウキョウ トーチの開業は2027年。
6年後であれば、きっと私もトウキョウ トーチのお店に元気に飲みに来ることが出来るだろう。
社会人としての大半の時間を過した場所をあとにし、次の目的地に向かうとしよう。
日本橋・八重洲地区で過ごす休日の午後は続きます。