7月末のウォーキング。
濃い緑の上の青空には白い雲。
陽射しを避け、出来るだけ樹の下の陰を選んでのウォーキング。
大きなポットに色とりどりの花が咲き乱れているのを見付けた。
これはスベリヒユ科スベリヒユ属(ポーチュラカ属)の一・二年草(または多年草)のポーチュラカ。
和名はスベリヒユ。
原産地は南北アメリカの熱帯~温帯地域。
従って暑さには強いが、寒さには弱い。
地面を匍匐して伸びるので、グランドカバーに使うことが出来る。
葉が多肉質なのも暑さに強い理由の一つ。
花色は、白、赤、ピンク、オレンジ、黄、紫、複色と多い。
開花期が5月~10月と長いのも人気の理由。
このオレンジは花芯が黄色で綺麗だ。
花言葉は、”いつも元気”、”無邪気”、”自然を愛する”。
こちらの花壇にも色とりどりの花。
これはキク科ヒャクニチソウ属(ジニア属)のジニア、和名はヒャクニチソウ(百日草)。
メキシコを中心とした南北アメリカを原産地とする一年草。
開花期間が長く、花が少なくなる真夏に目を楽しませてくれる貴重な花だ。
花言葉はとても多く、”不在の友を思う”、”遠い友を思う”、”別れた友への想い”、”絆”、”古き良き時代”、”いつまでも変わらぬ心”、”幸福”、”注意を怠るな”。
淡い紫の可憐な花を見付けた。
これはユリ科ツルバギア属の多年草、ルリフタモジ(瑠璃二文字)。
南アフリカ原産の植物。
瑠璃二文字とは面白い名前だが、瑠璃色の花が咲く二文字=ニラという意味。
日本書紀ではネギは”岐”と一文字なのに対し、ニラは”爾良”と二文字なので、ニラ=フタモジの別名が付いた。
葉を折ると、ニラというよりもニンニクの香りがする。
花言葉は、”落ち着きある魅力”、”小さな背信”、”残り香”。
珍しい花を見付けた。
これは熱帯アジア原産の多年草、ショウガ科シュクシャ属(ヘディキウム属)のジンジャーリリー。
和名はシュクシャ(縮紗)、またはハナシュクシャ(花縮紗)。
花色はこのオレンジの他に、白、黄、赤、ピンク等と多様。
ショウガ科の植物なので、葉や茎や根は生姜の香りがするが、食用ではない。
花言葉は、”豊かな心”、”慕われる愛”。
ヤブガラシ(藪枯らし)にも花が咲いている。
日本を始め、東アジア、東南アジアに広く分布する、ブドウ科ヤブガラシ属の多年草で、別名はビンボウカズラ(貧乏葛)。
英名もBush killerと、和名と同じ。
繫殖力が旺盛で藪を覆い尽くしてしまうことからの命名で、駆除が困難な雑草の代表格。
貧乏葛の名前は、庭の手入れどころではない貧乏な人の家に生い茂るという意味。
夏に可愛い花を付け、蜜が豊富なのか蝶や蜜蜂には人気がある。
花言葉は、”積極性のある”、”攻撃性に富んだ”、そして、”不倫”。
今夜はKALDIで安くなっていたので買った、イタリアのオーガニックワインを抜栓。
その時の記事はこちら。
シチリアのコロンバ・ビアンカが造る、テッレ・ディ・ヴィータ、プリンチペ・ディ・グラナテイ、グリッロ、オーガニック、2020年。
コロンバ・ビアンカはシチリア最大の協同組合で、組合員のぶどう栽培農家は2,480軒、傘下のぶどう畑は7,500haと広大。
てんとう虫の絵が付いていると、如何にもオーガニックワインという雰囲気が出る。
コロンバ・ビアンカはイタリア最大のビオワインの生産者でもあり、オーガニック栽培のぶどう畑は1,800ha。
バックラベルにはEUのオーガニック認証マーク、ユーロリーフが付いている。
シチリアの地ぶどう、グリッロは好きな品種。
グリッロは、いずれもシチリアの地ぶどうのカタラットとジビッボの交配品種。
グリッロとはコオロギという意味で、糖度が高いので、実が落ちるとコオロギが集まってくることから付けられた名前。
糖度が高くアルコール度数が高いワインができることから、酒精強化ワインのマルサラ酒の原料としても使われている。
色合いは麦藁色。
桃やパッションフルーツの甘い香りのあとに、爽やかなハーブの香りが続く。
ファーストアタックはトロピカルなフルーツのニュアンス。
活き活きとした酸を持ち、アフターにはグレープフルーツの軽い苦み。
夏に冷やして飲むのに適した爽快な辛口。
シチリアの美味いオーガニックワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。