ちょっと以前のこと、ちぃさんと六本木で待ち合わせ。
この日の六本木も暑かった。
何時ものとおり六本木交差点に出ると、芋洗坂を下る。
坂の途中には美味しそうなサンドイッチにかぶりつく女性の顔が。
ここはヴィーガン専門店で、サンドイッチやパイを食べることが出来る。
今日のお店は、ニューヨークのステーキの名店の東京店、『エンパイア・ステーキハウス』。
ここのところここはすっかりお気に入りとなり、連続して通っている。
入口のすぐ近くのワインセラーには素晴らしいシャンパーニュが並ぶ。
驚いたことに、この日はほとんど満席。
(この写真は帰りに撮影したので、既に何組かの客が去っている。)
私達の席は店の奥のペアシート。
私達のテーブルの横には大きな闘牛士と黒牛の絵。
ニューヨークで2千万円ほどで購入したのだそうだ。
調べてみると、スペイン出身の画家・作家・ファッションデザイナーのドミンゴ・ザパタ氏の作品だった。
テーブルに着き、シャンパーニュを飲む準備完了。
まずはパンが届く。
アメリカのステーキハウスでは、料理を注文する前にパンが届くのが普通。
このパンが美味いのだ。
ソムリエの田村さんがシャンパーニュを抜栓し、グラスに注いでくれる。
今日のシャンパーニュは、ラリエ、ブリュット、R.013。
ラリエは銘醸メゾンが集積するアイ村の中でも注目のメゾン。
アイ村のシャンパーニュは大好きなので、ラリエが楽しみだ。
R.013は、使用ぶどうの主体が2013年産であることを示している。
2013年産が80%、リザーヴワインが20%なのだそうだ。
今日もいっぱい飲みましょうの乾杯。
煌めくようなシャンパンゴールド。
完熟した洋梨やメロンの香り。
口に含むと濃厚な果実味と熟成感、その後にはヘーゼルナッツやブリオッシュのニュアンス。
強い果実味を持ちながら、フレッシュな辛口。
やはり素晴らしいシャンパーニュだ。
主にグラン・クリュ畑のぶどうが使われ、セパージュはピノ・ノワール56%、シャルドネ44%。
アイ村のシャンパーニュは大好きだが、実はラリエを飲むのは初めて。
そこで田村ソムリエにお話しし、ミュズレとコルクを持ち帰ることにする。
ミュズレにもアイの文字。
前菜のプレートが届く。
六本木の『エンパイア・ステーキハウス』でちぃさんと過ごす楽しいランチは続きます。