8月初めのウォーキング。
雲が出ている日は直射日光を浴びないので、ウォーキングには嬉しい。
ベランダから空を確認し、ウォーキングに出発。
目の前を羽田空港に向かう航空機が横切っていく。
夏になると目を楽しませてくれるのは、アオイ科の花々。
タチアオイ(立葵)が終わった後は、ムクゲ(槿)が咲き始める。
ムクゲは中国原産のアオイ科フヨウ属の落葉樹。
花の径は8~10cnほど。
中国名は木槿(ムーチン)。
韓国では無窮花(ムグンファ)と呼ばれ、国花に制定されている。
ムクゲに似た花と言えば、梅雨の季節に咲くのがタチアオイ(立葵)。
アオイ科ビロードアオイ属の多年草で、花の大きさは10cmあまり。
ムクゲに似たこの花は、ハイビスカス。
アオイ科フヨウ属の常緑樹で、ハワイ諸島やモーリシャス島原産。
ハワイ州の州花で、ハワイ名はアロアロ。
こちらは白花のムクゲ。
花芯が赤で、とても美しい花だ。
花言葉は、”信念”、”新しい美”。
八重の花もある。
ムクゲの次に盛夏に咲くのが、フヨウ(芙蓉)。
アオイ科フヨウ属の落葉低木。
原産地は、中国中部。
直径10cmほどの美しい花を付けるが、朝に咲き、夕には萎んでしまう一日花。
基本はアオイ科の他の花と同じく五弁の花だが、八重咲もある。
こちらは白花のフヨウ。
ピンクの花が多く植えられているが、白花も清楚で美しい。
白花にも八重咲がある。
フヨウの花言葉は、”繊細な美”、”しとやかな恋人”。
私が好きな品種は、スイフヨウ(酔芙蓉)。
朝の咲き始めは白で、だんだんとピンクに染まっていく。
10時頃になると、うっすらとピンクになっている。
前日に咲き終わった花は、濃いピンク。
徐々に赤くなっていくところが酒に酔ったみたいだということで、酔芙蓉の名が付けられている。
30cmほどもある大きな花を咲かせているのは、タイタンビカス。
アメリカフヨウとモミジアオイを交配して日本で作られた品種。
特徴は、大きな花と花数の多さ、そして開花期間の長さ。
普通のフヨウの花は夏で終わるのに対し、秋まで咲き続ける。
花言葉は、”美しさ”、”新しい恋”、”繊細な美”、”伝統”。
花の径が25~30cmもあるそっくりな花は、北アメリカ原産のアオイ科フヨウ属の多年草、アメリカフヨウ。
タイタンビカスとの見分け方は、草丈と葉の形状。
タイタンビカスは2mにもなるが、アメリカフヨウは1m程度。
タイタンビカスの葉は紅葉型で、アメリカフヨウは丸型。
花の大きさがわかるように、指をかざしてみる。
花言葉は、”日ごとの美しさ”、”しとやかな恋人”、”華やかな生活”。
蕾もとても大きく、まるでソフトクリームのよう。
このピンクの花も、アメリカフヨウ。
真っ赤なアメリカフヨウは、ハイビスカスにそっくり。
これはタイタンビカスのもう片方の親、モミジアオイ(紅葉葵)。
北アメリカ原産の、アオイ科フヨウ属の多年草。
葉がモミジ形であることからこの名が付けられた。
背丈は2mもあり、タイタンビカスはモミジアオイから草丈と葉の形を受け継いだことがわかる。
花の径は25cmほどもあり、この独特の形状なのですぐに見分けがつく。
花言葉は、”温和”、”穏やかさ”。
ところで、この花は見るからにアオイ科で、葉はモミジアオイに似ているが、フヨウ属の花ではない。
これは、中国原産のアオイ科トロロアオイ属の多年草、トロロアオイで、別名は花オクラ。
そう言われれば、オクラの花に似ている。
花言葉は、”知られぬ恋”、”あなたを信じる”、”整然とした愛”、”願う気持ち”。
今日はアオイ科フヨウ属の紹介が長くなったので、今夜のお家ワインは省略。
美しい花々に癒されている、楽しいウォーキングです。