かずみさんとちぃさんと守谷の『歩ずし』で過ごす楽しい夜の続き。
最初に注文したのは五種の刺し盛り。
愛媛の活〆岬鯵、大分の活〆関サバの次は、福岡のコチ。
コチは好きな白身の底魚。
食べるのは久し振りなので嬉しい。
北海道の活タコ刺し。
これは大きな水蛸だ。
弾力のある身もコリコリの吸盤も美味い。
この大きな吸盤で吸い付かれたら、逃れるのは難しそうだ。
白身やタコには愛媛の黒塩。
北海道の生つぶ貝。
肝も出されている。
つぶ貝に肝を乗せて味わう。
これは美味。
刺身が出されると、日本酒を選ぶ。
最初の酒は、佐賀県鹿島市の富久千代酒造が醸す、鍋島純米吟醸。
きたしずくを50%まで磨いて醸されている。
鍋島を初めて飲んだのは、随分昔の佐賀空港の和食店でのこと。
あまりに美味いのでグラスを重ね過ぎ、最終搭乗案内で滑り込みセーフになってしまった。
日本酒でも改めて乾杯。
かずみさんに、これは飲んでおくべきでしょうとお薦めしたのは、ご存じ十四代。
山形県村山市の高木酒造が醸す、十四代 本丸 秘伝玉返し 特別本醸造。
入手困難な酒で、ネットでは驚くべき価格で取引されている。
使用米は五百万石で、精米歩合は60%。
本醸造酒ではあるが、添加される醸造用アルコールは自社の粕取り焼酎。
日本酒の原点ともいえる円やかな米の旨みを持つ薫り高い酒だ。
続く酒は、これまた有名な飛露喜。
福島県河沼郡の廣木酒造が醸す、飛露喜 特別純米。
麹米は兵庫県産特A地区の山田錦、掛米は地元産の五百万石で、精米歩合は55%。
今夜は入手困難な酒を種々味わえて幸せ。
四種類目の酒は、飲んだことのないものを選んだ。
群馬県高崎市の牧野酒造が醸す、馥露酣 純米吟醸 大盃 一回火入れ生詰。
牧野酒造は1690年創業の群馬県最古の蔵。
名前の由来は、馥郁と香る酒の露という意味を込めた”馥露”に、酒を楽しむという意味の”酣”を加えたもの。
使用米は不明だが、精米歩合は50%と高い。
刺し盛りを食べ終えると、焼き物を注文。
カマの塩焼き。
今日のカマはハマチ。
身の厚みが凄く、とても美味い。
かずみさん、ちぃさんと過ごす『歩ずし』での楽しい夜は続きます。